前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2022年1月18日 5時20分

■スノーピーク <7816>  2,320円 (-700円、-23.2%) ストップ安

東証1部の下落率2位。スノーピーク <7816> がストップ安。14日に発表した12月度の月次報告で、連結売上高は前年同月比19.3%増となり、2ケタ増益を継続したものの、日本における売上高が同6.7%増にとどまり、21年12月期では初の1ケタ台の増収にとどまったことから、売り上げ成長のピークアウトを警戒する売りが出たようだ。

■三愛石 <8097>  1,100円 (-256円、-18.9%)

東証1部の下落率4位。三愛石油 <8097> が3日続急落。同社は14日取引終了後、リコー <7752> (売出株数は168万株)、みずほ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行(同各150万株)を売出人とする合計618万株の株式売り出しと、野村証券を売出人とする上限92万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、希薄化を懸念した売りが優勢となった。売出価格は24日~27日のいずれかの日に決める。一部株主より株式売却の意向が確認されたためとし、これによってリコーは議決権割合が13.29%から9.52%へ低下し、筆頭株主から第2位株主に変更となる見通し。あわせて、22年3月期連結売上高予想を4700億円から6300億円(前期比32.9%増)へ上方修正することも発表した。営業利益100億円(同16.4%増)、純利益75億円(同6.3%増)の見通しに変更はなし。原油価格高騰で石油製品の販売価格が上昇したためとしている。

■アウトソシン <2427>  1,434円 (-257円、-15.2%)

東証1部の下落率5位。アウトソーシング <2427> が急反落。同社は14日取引終了後、21年12月期第3四半期累計(1-9月)連結営業利益は178億8900万円(前年同期比91.6%増)だったと発表した。同期間における過去最高を更新。通期計画251億円(前期比88.4%増)に対する進捗率は71.3%。株価は前週末に決算への思惑で商いを伴って急騰していたため、17日は材料出つくしの売りが優勢となったようだ。国内では米軍施設向け事業がコロナ禍の影響をあまり受けずに順調に伸長したとし、海外ではアイルランド最大の人材ビジネス企業であるCPLグループが厳格な再ロックダウン下でも順調な業績を続けているとした。

■古野電 <6814>  1,080円 (-190円、-15.0%)

東証1部の下落率6位。古野電気 <6814> が急反落。同社は14日取引終了後に、22年2月期第3四半期累計(21年3-11月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比15.3%減の28億3500万円となり、通期計画の40億円に対する進捗率は70.9%となった。売上高は同3.6%増の626億1300万円で着地した。舶用事業の販売回復が増収につながったものの、GIGAスクール特需の剥落が利益面に影響した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ディップ <2379>  3,240円 (-235円、-6.8%)

ディップ <2379> が3日続急落。同社は14日取引終了後、22年2月期連結業績予想について、売上高を428億円~490億円から388億円~410億円(前期比19.4%増~26.2%増)へ、営業利益を77億円~118億円から48億円~62億円(同34.4%減~15.2%減)へ、純利益を49億5000万円~78億円から31億円~41億円(同5.1倍~6.7倍)へ、年間配当予想を61円~79円から56円(前期は56円)へ下方修正すると発表した。22年2月期第3四半期累計(3-11月)連結営業利益は38億5700万円(前年同期比35.0%減)だった。新型コロナウイルスの感染再拡大によって顧客企業による求人広告出稿への影響が想定されることや、第4四半期に約14億円の広告宣伝投資を実施する見込みであることを踏まえ、業績見通しを見直したとしている。

■平和 <6412>  1,819円 (-115円、-6.0%)

平和 <6412> が急反落。前週末14日の取引終了後、22年3月期業績予想の下方修正を発表。営業利益を223億円から90億円(前期比69.5%増)へ減額しており、これが嫌気されたようだ。売上高も1507億円から1206億円(同11.9%増)へ引き下げた。第3四半期までの遊技機の販売が期初予想を下回ったほか、第4四半期において世界的な半導体不足の影響により十分な台数の製品を供給することが見込めなくなったことが要因。

■出前館 <2484>  825円 (-13円、-1.6%)

出前館 <2484> [JQ]が4日続落。同社は14日取引終了後、22年8月期第1四半期(9-11月)連結営業損益が89億7200万円の赤字(前年同期は32億2900万円の赤字)だったと発表した。通期計画の500億円の赤字から550億円の赤字までのレンジ(前期は191億5700万円の赤字)は据え置かれた。「出前館」のサービス拡大に向けた取り組みを強化しているとし、1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)において大規模なキャンペーンを行ったことで、ユーザー、配達員、加盟店の数が増加したとしている。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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