株価指数先物【寄り前コメント】 海外勢の商いは膨らみづらく、一進一退の値動きに

市況
2022年1月18日 8時01分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28400 +60 (+0.21%)

TOPIX先物 1989.5 +1.5 (+0.07%)

シカゴ日経平均先物 28390 +50(時間外)

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

17日の米国市場はキング牧師の誕生日の祝日で休場。グローベックスの米株先物は小幅ながらNYダウ先物が下落する一方で、S&P500先物、ナスダック100先物は上昇。欧州市場はヘルスケア株が買われ反発した。

日経225先物(3月限)清算値(時間外)は、日中大阪比50円高の2万8390円で取引を終えた。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比変わらずの2万8340円で始まり、その後は薄商いのなか2万8300円~2万8400円で保ち合い、2万8400円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

日経225先物は、シカゴ日経平均先物(時間外)にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになろう。グローベックスの米株先物は小動きだったほか、欧州市場が上昇したこともあり、底堅い推移が見込まれる。ただし、海外勢の商いは膨らみづらく、3連休明けとなる18日の米国市場ではゴールドマン・サックス・グループ<GS>など金融株の決算発表を控えていることから、一進一退の値動きになりそうだ。

そのため、1月SQ値である2万8266円57銭水準を下支えに、5日移動平均線が位置する2万8444円辺りでのレンジ推移を想定。ブレイクしたとしても下値は2万8000円、上値は2万8500円といったところとなろう。新型コロナウイルス感染の急拡大を受けて東京都など1都3県が「まん延防止等重点措置」を国に要請する方針を決定したことで、経済活動の正常化が遅れるとの見方からショートは入りやすいものの、短期的な商いが中心となるため、ショートカバーを狙った押し目狙いのロングスタンスで対応したい。

また、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.25倍だった。14.20倍に低下した後は一時14.29倍まで上昇する場面も見られた。トレンドは低下傾向にあるものの、足元では概ね14.20倍水準で下げ渋る動きである。大きなトレンドは出にくいとはいえ、米金融企業の決算への警戒からNTショートの巻き戻しの動きは入りそうである。

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