東京株式(前引け)=続伸、主力株の買い戻し続き上値指向に
18日前引けの日経平均株価は前営業日比240円63銭高の2万8574円15銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億1140万株、売買代金概算は1兆2103億円。値上がり銘柄数は1224、対して値下がり銘柄数は832、変わらずは126銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場がキング牧師誕生日の祝日に伴い休場だったことから買い手掛かり材料に乏しかったが、為替の円安進行などを背景に半導体関連などハイテク株が買い戻され日経平均株価は続伸した。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株に対する過度な不安心理が後退していることで、リスクを取る動きが優勢となっている。資源開発関連株の一角や金融セクターにも高いものが目立つ。一方、ここ上昇が目立っていた鉄鋼株などに利益確定売りが優勢となった。なお、東証1部全体の56%の銘柄が上昇している。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅高、東京エレクトロン<8035>も高い。ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。キーエンス<6861>、ベイカレント・コンサルティング<6532>など値がさ株の上昇が目立つ。値上がり率トップはシュッピン<3179>、エアトリ<6191>も大幅高。リソー教育<4714>、ラウンドワン<4680>なども急伸。半面、日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が大きく利食われ、ネクステージ<3186>、タマホーム<1419>が安い。フィル・カンパニー<3267>は急落した。