話題株ピックアップ【夕刊】(3):中外炉、コア、空港施設

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2022年1月21日 15時16分

■中外炉工業 <1964>  1,649円  +59 円 (+3.7%)  本日終値

中外炉工業<1964>は後場プラス圏に浮上。同社はきょう午後1時に、22年3月期連結業績予想について、売上高270億円(前期比9.2%増)を据え置いたものの、営業利益を6億円から9億円(同2.3倍)へ、純利益を6億円から8億円(同2.4倍)へ上方修正すると発表した。原価・経費の低減をはじめ、利益率の向上に努めたためとしている。

■コア <2359>  1,553円  +48 円 (+3.2%)  本日終値

コア<2359>が大幅高。午前11時30分ごろ、ベルギーのセプテントリオ社と共同で、CLAS(センチメータ級測位補強サービス)対応小型GNSS(全地球航法衛星システム)モジュール「mosaic-CLAS」を開発したと発表。同製品は日本の準天頂衛星システム「みちびき」の実環境利用とグローバル展開の推進を目的として開発。自動運転やICT施工、スマート農業、ドローンなどの分野で活用可能な、低価格・小型・組み込みに最適な低消費電力を単一モジュールで実現したという。

■空港施設 <8864>  566円  +16 円 (+2.9%)  本日終値

空港施設<8864>が続伸。大和証券が20日付で投資判断を「3」から「2」へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、22年3月期業績は燃料コスト増加ながら概ね利益計画通りの着地を予想。23年3月期は。燃料コスト上昇は続くものの、賃料減免の軽減や経営する京都のホテルでの収益改善などが見込まれるとして、営業利益は今期予想比17.3%増の39億3000万円を見込んでいる。なお、目標株価は660円を継続している。

■串カツ田中 <3547>  2,101円  +52 円 (+2.5%)  本日終値

串カツ田中ホールディングス<3547>はしっかり。同社はきょう午前11時に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府及び各自治体からのまん延防止等重点措置を踏まえて、営業時間短縮などを行うと発表した。東京都や神奈川県など直営123店舗については、21時までの時間短縮営業は120店舗で、完全臨時休業は3店舗にとどまるとされ、目先のアク抜け感が出ているもよう。なお、フランチャイズ店舗についても直営店と同様の対応を推奨するとした。

■CDS <2169>  1,605円  +37 円 (+2.4%)  本日終値

CDS<2169>は大幅続伸。20日の取引終了後、集計中の21年12月期の連結業績について、営業利益が8億8500万円から10億2000万円(同35.6%増)へ、純利益が6億1700万円から7億8500万円(同13.3%増)へ上振れて着地したようだと発表。売上高は84億1900万円から83億5000万円(同5.7%増)へ下振れたものの、売上高に占める教育関連の割合が大きくなったことで製造工程の効率化が図れたことや、全ての事業で販管費を抑制したことなどが利益を押し上げた。なお同時に、25円を予定していた期末配当予想を31円にするとあわせて発表した。年間配当は56円(前の期55円)となる。

■モバイルファクトリー <3912>  848円  +19 円 (+2.3%)  本日終値

モバイルファクトリー<3912>が高い。午後0時15分ごろ、未定としていた集計中の21年12月期の連結業績について、売上高28億9700万円(前期比1.5%増)、営業利益8億5000万円(同1.5%減)、純利益5億3800万円(同7.5%減)になったようだと発表。営業利益で8億円前後を見込んでいた市場予想を上回ったことから、下値に買いが入っているようだ。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発出や、まん延防止等重点措置の実施により、主力の位置情報連動型ゲームでイベントやコラボの延期や中止などの影響があったものの、新しい形式の施策の実施や機能の追加を行うことで、売上高は増収となった。ただ、事業構造の変化を受けて費用が増加したことから各利益は前期実績を下回ったとしている。

■岡藤日産HD <8705>  125円  +2 円 (+1.6%)  本日終値

岡藤日産証券ホールディングス<8705>がしっかり。20日の取引終了後、保有する投資有価証券の売却に伴い、投資有価証券売却益10億7000万円を22年3月期第4四半期および23年3月期第3四半期にそれぞれ特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視されたようだ。

■大幸薬品 <4574>  592円  -100 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

大幸薬品<4574>がストップ安。同社が手掛ける衛生管理商品「クレベリン」4商品に対し、消費者庁が景品表示法に基づく措置命令を行ったことが複数のメディアを通じ大きく報じられており、これを嫌気した売りが向かっているようだ。クレベリンに対する消費者庁の措置命令を巡っては、同社は前日20日の取引時間中に「クレベリン置き型」に関する仮の差し止めの申し立てにおける勝訴と、クレベリン置き型以外の4商品に対して措置命令を受けたことを発表している。今回の措置命令について会社側では、速やかに必要な法的措置を講じていくとしている。

■エイトレッド <3969>  2,163円  -92 円 (-4.1%)  本日終値

エイトレッド<3969>は大幅反落。同社は20日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4~12月)単独営業利益は6億7500万円(前年同期比34.8%増)と発表したが、材料出つくしの売りが優勢のようだ。通期計画8億8000万円(前期比12.4%増)に対する進捗率は76.7%。パッケージソフトでは、ワークフローシステム「AgileWorks」が新規販売パートナーの開拓やテレワーク、在宅勤務などによるワークフロー需要の拡大により、導入企業数が増加した。クラウドサービスは新型コロナウイルス感染拡大に伴うワークフロー需要の拡大を背景として、新規導入企業数が順調に推移したとしている。

●ストップ高銘柄

ゼネテック <4492>  868円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値

アピリッツ <4174>  940円  +150 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

リード <6982>  753円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

大幸薬品 <4574>  592円  -100 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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