東京株式(前引け)=急落、FOMC通過後にリスクオフ加速
27日前引けの日経平均株価は前営業日比690円安の2万6321円33銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は6億8453万株、売買代金概算は1兆7765億円。値上がり銘柄数は147、対して値下がり銘柄数は1975、変わらずは62銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、日経平均は一時700円を超える急落で2万6000円台前半まで一気に水準を切り下げた。前日の米国株市場では、FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を受けてNYダウが引けにかけ値を崩しており、リスク回避の流れが東京市場にも波及した。海外投資家の売りが顕著となるなか、日経平均は前場中盤からほぼ一方通行的に株価を切り下げる展開を余儀なくされた。売買代金は1兆7000億円台に膨らみ、東証1部全体の90%の銘柄が下落している。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>などの半導体主力株が急落、ソフトバンクグループ<9984>も大幅安となった。ソニーグループ<6758>も下げも目立っている。日本電産<6594>が安く、リクルートホールディングス<6098>、ファーストリテイリング<9983>も売られた。半面、ファナック<6954>は買い優勢、丸紅<8002>も上昇した。Jパワー<9513>も堅調。クロスキャット<2307>が値を飛ばし、信越ポリマー<7970>、東洋機械金属<6210>も大幅高。
最終更新日:2022年01月27日 13時36分