サニックスが急反落、売上原価増加で22年3月期業績予想を下方修正
サニックス<4651>が反落している。前週末28日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業損益を18億2700万円の黒字から22億2900万円の赤字(前期23億2500万円の黒字)へ、最終損益を8億1900万円の黒字から28億300万円の赤字(同19億6500万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
11月以降の日本卸電力取引所(JEPX)における市場価格が想定以上に上昇し、直近でも想定と大幅に乖離した高水準で推移していることから、売上高は503億1800万円から507億5500万円(前期比2.7%増)へ上方修正した。ただ、同社の新電力事業は、供給電力のうち一定程度をJEPXからの調達によっていることから、売上原価が大きく増加し、損益を悪化させるという。