リオンが大幅続伸、第3四半期好決算と期末配当予想の増額修正を好感
リオン<6823>が大幅続伸している。前週末28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算が、売上高161億2300万円(前年同期比9.4%増)、営業利益21億7200万円(同43.9%増)、純利益15億3700万円(同30.2%増)と大幅増益となり、通期計画に対する営業利益の進捗率が87%となったことに加えて、21円を予定していた期末配当予想を23円に引き上げたことが好感されている。
半導体関連市場で活発な設備投資が継続していることを受けて、半導体製造工場で使用される液中微粒子計の販売が好調に推移したことに加えて、補聴器などの医療機器や工事現場などで使用される騒音計や振動計など環境機器が回復基調にあることが寄与した。
22年3月期通期業績予想は、売上高220億円(前期比7.5%増)、営業利益25億円(同12.6%増)、純利益17億円(同3.8%増)の従来見通しを据え置いている。なお、年間配当予想は45円(前期43円)になる予定だ。