SMNが大幅反落、上期の統合効果発現の遅れ響き22年3月期業績予想を下方修正
SMN<6185>が大幅反落している。前週末28日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を151億円から131億円(前期比8.1%増)へ、営業利益を4億円から5000万円(同83.5%減)へ、最終損益を1億1000万円の黒字から1億1000万円の赤字(前期3800万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
上期のO2O事業において、不採算案件の発生や連結子会社ルビー・グループのPMI(M&A後の統合プロセス)遅れによるグループシナジー効果発現の遅れ、更に代理店事業における大型アカウントの失注の影響があったことが響く見通し。下期は回復に向かっているものの、上期までの遅れを挽回するには至らないと判断したという。
同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高94億5500万円(前年同期比10.4%増)、営業損益8000万円の赤字(前年同期6800万円の黒字)、最終損益1億7200万円の赤字(同5300万円の赤字)だった。