話題株ピックアップ【昼刊】:アシックス、キーエンス、ANAHD

注目
2022年2月2日 11時40分

■テクノプロH <6028>  3,440円  +486 円 (+16.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

テクノプロ・ホールディングス<6028>は急騰。技術系の人材派遣サービスを主力とするが、コロナ禍にあって会社側の想定を上回る業績推移をみせている。1日取引終了後、22年6月期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の113億円から133億円に20億円増額した。これに伴い、前期比2ケタ減益予想から一転、わずかながら増益に転換する見通し。更に株主還元にも前向きで年間配当を従来計画の53円から62円に上方修正している。これを評価する投資資金の買いが流入している。

■アシックス <7936>  2,537円  +293 円 (+13.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

アシックス<7936>が急伸。同社は1日取引終了後、集計中の21年12月期連結業績予想について、売上高を3950億円から4000億円(前の期比21.7%増)へ、営業利益を200億円から215億円(前の期は39億5300万円の赤字)へ、純利益を40億円から90億円(同161億2600万円の赤字)へ上方修正すると発表した。カテゴリーではパフォーマンスランニングやコアパフォーマンススポーツ、地域では主に欧州、中華圏が想定を上回る業績となった。加えて、将来年度の課税所得見積額に基づく繰延税金資産の回収可能額が増加する見込みであることから、繰延税金資産を追加計上したため、業績予想を上方修正したとしている。

■日鉄ソリューションズ <2327>  3,535円  +320 円 (+10.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

日鉄ソリューションズ<2327>が大幅高。同社は1日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、足もとの業績推移を踏まえ、売上高2700億円(前期比7.1%増)は据え置いたものの、営業利益を277億円から287億円(同16.9%増)へ、純利益を185億円から193億円(同13.6%増)へ、年間配当予想を60円から64円(前期は52円50銭)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は216億3600万円(前年同期比25.8%増)だった。業務ソリューション事業では産業や流通・サービス分野において、運輸及びプラットフォーマー向けが堅調に推移。サービスソリューション事業では、ITインフラ分野におけるデジタルワークプレースソリューションが好調だったとしている。

■KeePer技研 <6036>  2,079円  +181 円 (+9.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位

1日に発表した「1月既存店売上高は30.7%増」が買い材料。

1月既存店売上高は前年同月比30.7%増と増収基調が続いた。

■サスメド <4263>  1,885円  +125 円 (+7.1%)  11:30現在

1日に発表した「不眠障害治療用アプリの承認申請」が買い材料。

不眠障害治療用アプリケーションの製造販売承認を申請。

■プレミアグループ <7199>  3,885円  +250 円 (+6.9%)  11:30現在

1日に決算を発表。「今期最終を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額」が好感された。

プレミアグループ <7199> が2月1日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比11.6%増の20.4億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→51円(前期は46円)に増額修正した。

⇒⇒プレミアグループの詳しい業績推移表を見る

■ラクスル <4384>  3,975円  +255 円 (+6.9%)  11:30現在

1日に業績修正を発表。「今期営業を42%上方修正」が好感された。

ラクスル <4384> が2月1日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年7月期の連結営業利益を従来予想の2.5億円(非連結)→3.5億円(前期非連結は2.2億円)に42.0%上方修正し、増益率が13.6%増→61.4%増に拡大する見通しとなった。

⇒⇒ラクスルの詳しい業績推移表を見る

■野村ホールディングス <8604>  538.9円  +34.4 円 (+6.8%)  11:30現在

野村ホールディングス<8604>が急動意、同社株としては珍しくハイボラティリティな値動きをみせマーケットの注目を集めている。1日取引終了後に発表した21年4~12月期決算は最終利益が前年同期比64%減の1120億3300万円だったが、業績低迷は株価面では織り込みが進んでおり売り材料とはならなかった。特に、直近の四半期ベースで比較すると10~12月期は、7~9月期よりも利益が570億円あまり増加しており、最悪期を脱したとの見方が株価にポジティブに働いている。

■ブラザー工業 <6448>  2,198円  +138 円 (+6.7%)  11:30現在

1日に決算を発表。「今期最終を9%上方修正・7期ぶり最高益、配当も4円増額」が好感された。

ブラザー工業 <6448> が2月1日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比14.2%増の542億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→64円(前期は60円)に増額修正した。

⇒⇒ブラザー工業の詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「2.11%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の2.11%にあたる550万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月2日から7月29日まで。

■日本ユニシス <8056>  3,175円  +194 円 (+6.5%)  11:30現在

日本ユニシス<8056>は大幅反発。同社は1日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は187億9000万円(前年同期比7.1%増)と発表した。通期計画260億円(前期比5.6%増)に対する進捗率は72.3%。DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の中小型案件の増加により、システムサービスやアウトソーシングビジネスは引き続き好調。利益面では、システムサービスやアウトソーシングビジネスが堅調であり増益を達成した。受注高、受注残高はともに前年同期比で増えており、金融機関向け案件や中小型のシステムサービス案件が活況で、堅調に積み上がっているとした。

■東京エネシス <1945>  973円  +55 円 (+6.0%)  11:30現在

1日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は87%増益」が好感された。

東京エネシス <1945> が2月1日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.4%減の13.2億円に落ち込み、通期計画の50億円に対する進捗率は26.4%にとどまり、5年平均の48.0%も下回った。

⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

■キーエンス <6861>  62,800円  +3,390 円 (+5.7%)  11:30現在

キーエンス<6861>が大幅高で4連騰。FAセンサー大手で商品競争力の高さを背景とした高利益率を特長とし、直販体制による顧客ニーズの囲い込みで安定した収益基盤を誇る。同社は1日取引終了後、21年4~12月期決算を発表、FA機器への旺盛な需要に伴う増収効果から営業利益は前年同期比61%増の3024億1100万円と大幅な増益を達成した。これを好感する形で投資資金が流入している。株価は年初から大幅な下落トレンドにあったが、足もと売り一巡で、前日はマドを開けてのリバウンドで5日移動平均線を上放れ、底入れを明示している。

■ケーズホールディングス <8282>  1,183円  +60 円 (+5.3%)  11:30現在

ケーズホールディングス<8282>は大幅反発。1日取引終了後、1000万株(発行済み株式総数に対する割合5.04%)もしくは100億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表しており、材料視されているもよう。株主価値を高めるとともに、資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため。取得期間は2月2日~5月31日。あわせて、22年3月期連結業績予想について、売上高を7720億円から7400億円(前期比6.6%減)へ、営業利益を445億円から400億円(同22.7%減)へ、純利益を320億円から290億円(同25.1%減)へ下方修正することも発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)営業利益は312億8300万円(前年同期比31.3%減)。7~8月の天候不順でエアコンや冷蔵庫が振るわなかったこと、11~12月に東日本を中心に気温が高めに推移したことによってエアコンや暖房商品が低調であったことなどを受け、業績見通しを下方修正するとした。

■ANAホールディングス <9202>  2,522円  +116.5 円 (+4.8%)  11:30現在

ANAホールディングス<9202>は大幅高で4日続伸となっている。1日の取引終了後に発表した21年10~12月期の連結決算は、営業損益が1億9000万円の黒字(前年同期は814億5800万円の赤字)と8四半期ぶりに黒字へ転換した。第2四半期の決算で「第4四半期に営業利益の黒字化を目指す」という目標を掲げていたが前倒しでの達成となり、これが好感されている。売上高は前年同期比30.2%増の3069億2100万円だった。緊急事態宣言が全面解除された10月以降、国内線の旅客需要が大きく改善したほか、旺盛な貨物需要や海上輸送の混雑に伴う航空へのシフトを背景に、国際線貨物が引き続き好調に推移した。4~12月期累計の営業損益は1158億1700万円の赤字となった。なお、きょう第3四半期決算発表を控えるJAL<9201>も買いが先行している。

■JIA <7172>  1,155円  +45 円 (+4.1%)  11:30現在

ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>は大幅高で4日続伸となっている。1日の取引終了後、チャーターエアラインビジネス分野への参入を目指し、パイオニアエース航空(青森県八戸市)の全株式を取得したと発表しており、これが好材料視されている。同社は航空機オペレーティング・リース事業を主力としているが、新たなリースプロダクツとしてビジネスジェットへの展開を拡大し、旅客や貨物のチャーター便運航などのチャーターエアラインビジネス分野への事業展開を図っていくとしている。

■アライドHD <6835>  120円  +30 円 (+33.3%) ストップ高買い気配   11:30現在

アライドテレシスホールディングス<6835>はストップ高カイ気配。1日の取引終了後、連結子会社アライドテレシスが提訴していた訴訟の和解成立に伴い、22年12月期連結決算に受取和解金7500万ドル(約86億1200万円)を特別利益に計上すると発表、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。訴訟や和解の詳細については、和解条項に秘密保持条項が含まれていることから開示は差し控えるとしている。なお、同社の20年12月期実績は、売上高293億8100万円、純利益1億8500万円。

●ストップ高銘柄

ペルセウス <4882>  485円  +80 円 (+19.8%) ストップ高   11:30現在

アミタホールディングス <2195>  3,075円  +501 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在

ビーマップ <4316>  510円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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