東京株式(前引け)=大幅続伸、米株高受け戻り相場が継続
2日前引けの日経平均株価は前営業日比419円12銭高の2万7497円60銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億6223万株、売買代金概算は1兆6293億円。値上がり銘柄数は1978、対して値下がり銘柄数は157、変わらずは48銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の流れが継続し、日経平均株価は続伸となった。前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇したことを好感し、主力株中心に買いが入り、前場終盤に先物主導で450円以上水準を切り上げる場面もあったが、前引けにかけ大口の売りが出て上げ幅を縮小して着地している。企業の決算発表は総じて好調なものが多く、個別ベースでは明暗が分かれているものの、全体相場には買い安心感を与えている。前引け時点で全体の9割の銘柄が上昇した。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が反発も前引けにかけ上げ幅を急速に縮小した。キーエンス<6861>が大幅高、ソニーグループ<6758>も堅調、信越化学工業<4063>も上昇した。アイロムグループ<2372>、テクノプロ・ホールディングス<6028>が値を飛ばし、アシックス<7936>も大幅高。半面、商船三井<9104>など海運株が上昇一服、村田製作所<6981>が売られ、ベイカレント・コンサルティング<6532>も冴えない。大塚商会<4768>が急落、カルビー<2229>の下げも目立った。