10万円以下で買える、高ROE&低PBR 21社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2022年2月4日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では716社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安株という観点から、理論上の解散価値であるPBRが1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる21社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は4日現在)

なお、6日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資   予想    

コード 銘柄      金額   ROE  PBR

<8585>オリコ     12700  10.14  1.00

<3315>日本コークス  13400  12.02  0.69

<8572>アコム     31500  11.73  0.95

<6186>一蔵      39400  10.55  0.75

<1873>日本ハウス   45500  12.88  0.83

<5020>ENEOS   46200  11.06  0.59

<6165>パンチ     48600  11.10  0.72

<9514>エフオン    54500  11.73  0.69

<4005>住友化     57900  12.38  0.84

<8203>MrMax   61700  10.36  0.71

<3284>フージャース  69000  10.70  0.84

<1879>新日本建    74900  11.79  0.52

<4248>竹本容器    78700  11.26  0.90

<5121>藤コンポ    81000  11.32  0.62

<4188>三菱ケミHD  83010  14.24  0.88

<1352>ホウスイ    83500  11.72  0.91

<6584>三桜工     84600  12.94  0.82

<4202>ダイセル    86700  11.06  0.98

<9428>クロップス   90000  11.37  0.91

<9069>センコーHD  94400  10.87  1.00

<7745>A&D     96100  15.75  0.91

※単位はROEが%、PBRが倍、最低投資金額が円。

※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

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