シュッピン---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、主軸のEC及び免税、越境ECを中心に順調に推移

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2022年2月8日 10時42分

シュッピン<3179>は7日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比28.3%増の308.85億円、営業利益が同99.8%増の23.31億円、経常利益が同101.9%増の23.80億円、四半期純利益が同108.7%増の16.39億円となった。

カメラ事業の売上高は前年同期比12.8%増の197.58億円、セグメント利益は同31.7%増の22.29億円となった。従来のサービスを活用した販売施策の他に、「AIMD」の本格稼働と独自機能やサービスを活用したOne to Oneマーケティングを掛け合わせることで、月平均の価格情報のリクエスト配信数が従来の約6倍となる110万件まで増やすことが可能となり、顧客との取引機会の増大が図られた。また、当第3四半期にはカメラメーカー各社からの注目の新製品の発売もあったことで、EC売上高は大きく伸長、店舗でも回復傾向が現れてきている。

時計事業の売上高は前年同期比83.3%増の102.44億円、セグメント利益は同315.5%増の7.16億円となった。前事業年度から取り組んでいる戦略的商品ラインナップの拡充として、人気ブランド「ROLEX」の買取強化による国内最大級の在庫量とECサイトでの圧倒的な品揃えに注力することでEC売上、店舗売上ともに大きな伸びとなった。あわせて、店舗では短期滞在の外国人や一時帰国の日本人によるインバウンド需要の回復が顕著であり、売上高増加に寄与している。

筆記具事業の売上高は前年同期比16.6%減の2.84億円、セグメント利益は0.01億円(前年同期は0.19億円の損失)となった。メーカーとの協業によるオリジナル商品の企画・販売については継続実施し、「KINGDOM NOTE」でしか手に入らない万年筆、インク、ペンケース等のアイテム数を増量させることで競合他店との差別化を図り、また、移転リニューアル1周年記念セール等のイベントも実施した。

自転車事業の売上高は前年同期比4.1%減の5.97億円、セグメント利益は同16.3%増の0.35億円となった。2021年からのウイルス感染防止対策の為に移動手段が変化したことによる需要の高まりも一巡したことで、売上高の伸長は落ち着いたが、スマホアプリによる日常的な情報発信や、人気メーカーの商品仕入は継続的に注力し品揃えを充実させたことで、前年水準を維持した。

2022年3月期の業績予想については、売上高が前期比22.43%増の415.76億円、営業利益が同83.90%増の29.66億円、経常利益が同85.08%増の30.05億円、当期純利益が同94.21%増の20.73億円としている。

《ST》

提供:フィスコ

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