ミアヘルサホールディングス---3Q売上高は139.72億円、保育事業が好調に推移
ミアヘルサホールディングス<7129>は9日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が139.72億円、営業利益が1.53億円、経常利益が1.67億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.05億円となった。2021年10月1日に単独株式移転により設立されたため、前年同四半期増減率は記載していない。また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期の期首から適用しており、2022年3月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。
医薬事業の売上高は前年同期比0.5%減の64.62億円、セグメント利益は同2.2%増の3.93億円となった。当第3四半期連結会計期間末における調剤薬局店舗数は、41店舗(前年度末比1店舗増)となった。新型コロナウイルス感染症の影響が継続しているものの、処方箋枚数は、前年同四半期比105.2%と回復傾向にある。一方、処方箋単価は、長期処方の減少に加え、2021年4月に実施された薬価改定の影響を受けたことで低下した。また、新規薬局は2022年1月に開院の大型病院の隣接地と、調布駅前の商業ビル内の計2店舗であり、これらの開設のための先行コストが生じた。
介護事業の売上高は前年同期比5.1%増の25.54億円、セグメント利益は同60.2%減の0.39億円となった。当第3四半期連結会計期間末における介護事業所数・施設数は、68事業所(前年度末比7事業所増)となった。2021年9月に住宅型有料老人ホーム(1事業所)及び、訪問看護事業所(1事業所)、11月に、定期巡回事業所(1事業所)を開設し、これらの開設のための先行コストが生じた。一方で、5月に通所介護事業所の事業運営の効率化を図る目的で、近隣事業所との統廃合を実施した。また、10月20日付でライフサポートの全株式を取得し、子会社化したことで、介護事業所5事業所が同社グループに加わった。新規開設及び前事業年度に事業継承した事業所の業績が寄与している。
保育事業の売上高は前年同期比48.9%増の42.85億円、セグメント利益は同22.7%増の2.93億円となった。2020年4月に開設した認可保育園(3園)の園児数が順調に増加したことに加え、2020年7月1日付で子会社化した東昇商事の保育園6園及び、2021年4月に開設した認可保育園(3園)と公立保育園の指定管理開始による園児数の増加が業績に寄与した。また、ライフサポートを子会社化したことで、認可保育園11園、東京都認証保育園13園、学童クラブ等26ヵ所が同社グループに加わった。これにより、第3四半期連結会計期間末における運営事業所数は、84事業所(前年度末比54事業所増)となった。
その他(食品事業)の売上高は前年同期比14.6%増の6.69億円、セグメント利益は同111.5%増の0.26億円となった。学校給食部門において、給食回数が増加したほか、宅配食ニーズの継続を背景に、同社グループがフランチャイジーとして店舗展開している銀のさら(3店舗)の業績も堅調に推移している。
2022年3月期通期については、売上高が192.65億円、営業利益が1.85億円、経常利益が2.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.75億円とする、2021年11月15日に修正した連結業績予想を据え置いている。2021年10月1日に単独株式移転により設立されたため、対前期増減率は記載していない。
《ST》