【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、欧米株高を好感しリスク選好の買い優勢 (2月10日)

市況
2022年2月10日 18時12分

日経平均株価

始値  27818.10

高値  27880.70(09:32)

安値  27575.07(11:26)

大引け 27696.08(前日比 +116.21 、 +0.42% )

売買高  13億9624万株 (東証1部概算)

売買代金  3兆4508億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、欧米株高を好感し買い優勢

2.米長期金利の上昇一服受けた米ハイテク株高が追い風

3.朝方に300円強の上昇みせるも、その後は伸び悩む

4.日本時間今晩の米CPI発表を控え、様子見ムードも

5.オプションSQ算出に伴い売買代金は高水準に膨らむ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比305ドル高と3日続伸した。米長期金利の低下を受けてハイテク株を中心に買いが優勢となった。

東京市場では、主力株をはじめ広範囲に買いが入り、日経平均株価は3日続伸となった。朝方に300円高に買われたが、その後は上げ幅を縮小した。

10日の東京市場は、前日の欧米株市場が軒並み上昇したことを受けリスクを取る動きが優勢となった。米国株市場では長期金利の上昇一服を受け高PERのハイテク系グロース株に買い戻しが入り、ナスダック総合株価指数が2%を超える上昇をみせた。これが追い風となり、東京市場にもハイテクセクター中心に買い安心感が広がった。ただ、朝方に日経平均は2万7800円台に上昇した後は戻り売りに上値を押さえられる展開に。3連休を前にポジション調整の売りが出たほか、日本時間今晩に発表される1月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑が重荷となった。後場は終盤に再び買いが厚くなり、日経平均は引けにかけて締まった。なお、本日はオプションSQ算出に伴い東証1部の売買代金が3兆4500億円台と1月17日以来の高水準だった。

個別では、東京エレクトロン<8035>が買い優勢、ソニーグループ<6758>も上昇した。このほか半導体関連ではルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>の上げ足も目立った。資生堂<4911>が大きく上値を伸ばし、オリエンタルランド<4661>にも買いが集まった。ヴィンクス<3784>、日本道路<1884>が急騰、ジャストシステム<4686>も値を飛ばした。東京きらぼしフィナンシャルグループ<7173>、IMAGICA GROUP<6879>も大幅高。

半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が売り優勢となり、ソフトバンクグループ<9984>も軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が冴えず、リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>も安い。前日急伸のシマノ<7309>も利食われた。ファインデックス<3649>、博報堂DYホールディングス<2433>が急落、ヤマトホールディングス<9064>も大幅安となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、資生堂 <4911> 、ホンダ <7267> 、第一三共 <4568> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約93円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、SBG <9984> 、ファストリ <9983> 、トヨタ <7203> 、ヤマトHD <9064> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約93円。

東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)建設業、(2)電気機器、(3)不動産業、(4)化学、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)ゴム製品、(3)パルプ・紙、(4)精密機器、(5)証券商品先物。

■個別材料株

△日道路 <1884>

清水建 <1803> が連結子会社化を目指しTOB実施。

△ソレイジア <4597> [東証M]

今12月期業績改善見通しを好感。

△アルプス技 <4641>

今12月期営業は2ケタ増益確保へ。

△帝国電 <6333>

今期業績及び配当予想の増額修正と自社株買い。

△タカトリ <6338> [東証2]

10-12月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。

△正興電 <6653>

今12月期営業4割増益予想。

△ルネサス <6723>

21年12月期最終利益2.8倍化。

△アイオデータ <6916>

1株1300円でMBO実施。

△マミヤOP <7991> [東証2]

4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地。

△応用地質 <9755>

22年12月期は増収増益及び2円増配の見通し。

▼ファインデ <3649>

東京本社移転に伴う上期の減収減益見通しを嫌気。

▼ホットリンク <3680> [東証M]

22年12月期営業益予想55%減。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アイオデータ <6916> 、(2)ソウルド <6553> 、(3)ヴィンクス <3784> 、(4)日道路 <1884> 、(5)ジャスト <4686> 、(6)東京きらぼし <7173> 、(7)イマジカG <6879> 、(8)正興電 <6653> 、(9)グリムス <3150> 、(10)アルプス技 <4641>

値下がり率上位10傑は(1)グレイス <6541> 、(2)ファインデ <3649> 、(3)博報堂DY <2433> 、(4)ヤマトHD <9064> 、(5)I・PEX <6640> 、(6)ケイアイ不 <3465> 、(7)フジシール <7864> 、(8)ブロドリーフ <3673> 、(9)新電元 <6844> 、(10)チノー <6850>

【大引け】

日経平均は前日比116.21円(0.42%)高の2万7696.08円。TOPIXは前日比10.39(0.53%)高の1962.61。出来高は概算で13億9624万株。東証1部の値上がり銘柄数は1447、値下がり銘柄数は636となった。日経ジャスダック平均は3675.20円(7.40円高)。

[2022年2月10日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.