すららネット---21年12月期2ケタ増収、各マーケットの売上高が増加

材料
2022年2月14日 12時39分

すららネット<3998>は4日、2021年12月期決算を発表した。売上高が前期比18.4%増の19.52億円、営業利益が同3.6%減の5.21億円、経常利益が同0.7%増の5.52億円、当期純利益が同5.2%増の3.99億円となった。

学習塾マーケットの売上高は前期比2.6%増の7.38億円となった。これまでの「低学力に強い学力向上教材」というイメージに加え、先取り学習・反転授業など幅広い学力層での活用拡大、オンライン学習切り替えへの迅速な対応実績から「通塾でも自宅学習でもオンラインでシームレスに対応できるAI教材」として順調に認知が拡大している。また、放課後等デイサービスも、契約数が順調に増加している。一方、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う通塾の自粛により生徒数が減少し、当期末時点の導入校数は1,215校(前期末比99校増加)、ID数は22,494ID(同2,786ID減少)となった。

学校マーケットの売上高は前期比36.0%増の8.36億円となった。私立学校分野で専門学校や通信制高校の採用が増加した。公立学校分野では経済産業省の先端的教育用ソフトウェア導入実証事業費補助金を利用したサービス提供や、無償で提供していたNEC教育クラウドを利用した「すららドリル」の有料利用が開始された。当期末時点の導入校数は1,336校(前期末比340校増加)、ID課金数(校舎課金を除く)は403,621ID(同69,066ID増加)となった。

個人学習者向けのBtoCマーケットの売上高は前期比18.7%増の3.65億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大による自宅学習需要の拡大と、昨今社会問題として注目されつつある不登校生の自宅利用の増加により、当期末時点のID数は3,677ID(前期末比261ID増加)となった。

将来の成長の鍵として注力している海外マーケットでは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う現地の学校閉鎖が長期化しているが、家庭学習として個人での利用が増加していることと、NPO教育プロジェクト等複数のプロジェクトの活動が始まり、当期末時点の海外マーケットにおけるID数は2,710ID(前期末比774D増加)となった。

また、全体の当期末時点における導入校数は2,606校(前期末比339校増加)、利用ID数は433,439ID(同59,656ID増加)となった。

2022年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比17.0%増の22.85億円、営業利益が同10.9%減の4.64億円、経常利益が同16.0%減の4.64億円、当期純利益が同24.3%減の3.02億円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.