プラッツ---2Qは減収なるも、医療・高齢者施設市場の販売実績は順調
プラッツ<7813>は10日、2022年6月期第2四半期(21年7月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.7%減の32.86億円、営業利益が同65.7%減の1.60億円、経常利益が同51.1%減の2.50億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同551.2%増の1.68億円となった。
福祉用具流通市場の販売実績は前年同期比10.5%減の25.05億円となった。主力商品である介護用電動ベッド「MioletIII」が好調に出荷されたものの、同商品が発売から約3年が経過し、需要が一巡した影響があった。
医療・高齢者施設市場の販売実績は前年同期比39.4%増の6.52億円となった。新型コロナウイルスの感染対策により、一部の医療施設や高齢者施設への営業活動が停滞したものの、引き続き営業活動を強化した。
家具流通市場の販売実績は前年同期比24.3%減の0.51億円となった。医療介護用電動ベッドの状況は、一般ベッドと同様に減少傾向が続いている。
海外市場の販売実績は前年同期比1.0%減の0.76億円となった。連結子会社である富若慈(上海)貿易有限公司にて、介護レンタル向けへの認定者基準が変更された影響で需要が減少し、同連結子会社の業績は落ち込んだ。
なお、同社及び連結子会社における当第2四半期の医療介護用電動ベッドの総販売台数は前年同期比5.5%減の2.6万台となった。
2022年6月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。 売上高が前期比0.8%増(前回予想比6.0%減) の71.00億円、営業利益が同60.0%減(同51.7%減)の2.90億円、経常利益が同51.9%減(同35.4%減)の4.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.5%減(同30.0%減)の2.80億円としている。
《EY》