前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2022年2月15日 5時20分

■HENNGE <4475>  945円 (-300円、-24.1%) ストップ安

HENNGE <4475> [東証M]がストップ安の945円に売られた。10日の取引終了後に発表した第1四半期(10-12月)連結決算が、売上高13億1300万円(前年同期比15.8%増)、営業利益1億9400万円(同3.4%減)、純利益1億2600万円(同8.2%減)と減益だったことが嫌気された。主力のクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」事業が順調に成長し売上高は増収となった。ただ、営業・カスタマーサクセス活動の強化に伴い業務委託費が増加したほか、「HENNGE One」新機能に関連した広告を実施したことなどで広告宣伝費が増加し利益を圧迫した。なお、22年9月期通期業績予想は、売上高57億8200万円(前期比19.3%増)、営業利益4億3400万円(同14.2%増)、純利益2億7300万円(同22.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■ラクス <3923>  1,911円 (-482円、-20.1%) 一時ストップ安

東証1部の下落率3位。ラクス <3923> がストップ安。同社は2月10日大引け後に決算を発表、22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.7%減の12.1億円に大きく落ち込んだが、通期計画の13.5億円に対する進捗率は89.6%に達し、5年平均の75.3%も上回った。ただ、直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比71.2%減の3.1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率も前年同期の27.2%→5.8%に急低下しており、嫌気されたようだ。

■IRジャパン <6035>  4,200円 (-1,000円、-19.2%) ストップ安

東証1部の下落率4位。アイ・アールジャパンホールディングス <6035> が一時ストップ安まで売られ、昨年来安値を更新した。同社は10日取引終了後に、22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比13.9%減の24億6400万円となり、通期計画60億円に対する進捗率が41.1%にとどまったことがネガティブ視されたようだ。子会社JOIBの人材体制強化や証券代行業務などのシステム投資で販管費が増加したことが主な要因だとしている。一方、エクイティ・コンサルティング業務の通常プロジェクト(5000万円未満)の受託が順調に拡大したことなどから、第3四半期累計の売上高は同1.8%増の61億1600万円で着地した。通期業績予想については、従来見通しを据え置いている。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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