紀文食品が大幅反発、株主優待制度を新設へ
紀文食品<2933>が大幅反発している。14日の取引終了後、22年9月30日時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感されている。毎年9月末時点で3単元(300株)以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて3000円または5000円相当の商品詰め合わせを贈呈する。
同時に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は、売上高742億6600万円、営業利益32億4200万円、純利益19億6800万円だった。会計基準の変更に伴い前年同期との比較はないものの、海外向け水産練り製品の販売が拡大したほか、取引条件変更効果や配送効率の向上などで食品関連事業などの利益が増加した。
なお、22年3月期通期業績予想は、売上高1015億7200万円(前期比1.7%増)、営業利益35億9700万円(同1.0%減)、純利益20億1400万円(同21.9%減)の従来見通しを据え置いている。