乾汽船はマド開け大陽線で上放れ、業績予想と配当大幅増額がサプライズに
乾汽船<9308>は一時370円高と急騰を演じ、マドを開けての大陽線で2400円近辺のもみ合いを一気に上放れてきた。テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現し上昇トレンド突入を示唆、昨年9月27日につけた昨年来高値2970円も視界に入れる局面となっている。14日取引終了後、期中3度目となる22年3月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の104億6600万円から121億8300万円(前期実績は12億3300万円の赤字)に大幅増額した。好業績を背景に株主還元姿勢も強め、今期年間配当も期中3度目の上方修正で従来計画の157円から187円(前期実績は6円)に30円上乗せしたことでサプライズとなった。配当利回りは6.7%前後でインカムゲイン期待の買いも呼び込んでいる。