極東貿易---3Q売上高は286.99億円、基幹産業関連部門の国内向け重電事業が新型コロナウイルスから一定の回復

材料
2022年2月15日 14時09分

極東貿易<8093>は10日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が286.99億円、営業利益が3.33億円、経常利益が7.40億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.47億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期の期首から適用しており、売上高及び利益に大きな影響が生じるため対前年同四半期増減率は記載していない。

基幹産業関連部門の売上高は60.69億円、セグメント損失は0.96億円(前年同期は3.06億円の損失)となった。国内向け重電事業が新型コロナウイルスから一定の回復を見せる中、海外プラント向け重電事業が新興国を中心に好調に推移したものの、検査装置事業は引き続き低調となった。

電子・制御システム関連部門の売上高は28.41億円、セグメント損失は1.43億円(前年同期は0.89億円の利益)となった。既に同事業における販売代理業務を終了した中で受注済み案件の計上に留まったほか、電子機器事業が低調に推移した。

産業素材関連部門の売上高は77.14億円、セグメント利益は0.63億円(前年同期は0.79億円の利益)となった。米国向けおよび中国自動車業界向け樹脂・塗料が好調に推移したものの、メキシコ向けは、半導体不足に伴う部品供給制限による自動車メーカーの操業制限の影響を受け落ち込んだ。

機械部品関連部門の売上高は120.74億円、セグメント利益は5.19億円(前年同期は0.15億円の利益)となった。ねじ関連事業が第2四半期に続き建設機械向け、産業機械向けが好調に推移し、ばね関連事業も定荷重ばねが堅調に推移した。

2022年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。 売上高が前回予想比1.3%減の395.00億円、営業利益が同29.4%減の6.00億円、経常利益が同12.0%減の11.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.6%減の7.00億円としている2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載していない。業績予想修正については、発表の通り大型案件の期ズレが要因である。

また合わせて同日、配当予想の修正も発表した。従前の配当予想は下回るものの、配当性向100%は堅持かつ前年配当からは増配となっている。

《YM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.