Kaizen Platform---21年12月期営業利益が大幅に増加、動画ソリューションの業績が拡大
Kaizen Platform<4170>は14日、2021年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比34.0%増の22.60億円、営業利益が同95.6%増の0.45億円、経常損失が0.25億円(前期は0.36億円の利益)、親会社株主に帰属する当期期純損失が1.01億円(同1.07億円の利益)となった。
UX/DXソリューションの売上高は前年同期比30.1%増の14.48億円、セグメント利益は同76.0%減の0.26億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響拡大・長期化によりリモートワークの導入など企業のデジタル活用が進むなか、Webサイト改善を入口とし企業のDX支援のコンサルティングや人材育成のサポートなど周辺領域への事業拡大が進んでいる。緊急事態宣言等の影響で一部の小売・サービス業との取引終了が発生したが、金融、B to B、高単価のB to Cサービスを提供する業種を中心に、非対面チャネル強化が主要テーマとなり強い新規需要が続いている。
動画ソリューションの売上高は同41.6%増の8.11億円、セグメント利益は0.19億円(前年同期は0.88億円の損失)となった。拡大する顧客の動画広告制作のニーズに加え、動画活用方法の変化により従来の小売りやB to C企業だけでなくB to B企業の受注が増加するなど制作する動画の多様化が進んだ。また、コロナ禍において進みつつある動画活用の需要を捉え、商品ラインナップの強化や積極的な営業活動を行った。
2022年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比32.7%増の30.00億円、EBITDAが同12.8%増の2.50億円、営業利益が同9.4%増の0.50億円、経常利益が0.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.00億円を見込んでいる。
《YM》