話題株ピックアップ【昼刊】:ガンホー、郵船、三井物

注目
2022年2月17日 11時40分

■ピー・シー・エー <9629>  1,533円  +75 円 (+5.1%)  11:30現在

ピー・シー・エー<9629>が3日続伸している。午前11時ごろ、新サービス「PCA Hub(ピーシーエーハブ)シリーズ」を3月1日にリリースすると発表しており、これが好感されている。同サービスは、これまで投資コストが見合わずシステム導入が見送られてきた業務課題に対して、「手に届く価格」で「手が届かなかった業務効率最適化」を提供することをコンセプトにしたシリーズ。サービス第1弾として、法人内の重要な業務データやファイルを安心・安全に共有できるオンラインストレージサービス「PCA Hub eDOC(ピーシーエーハブイードック)」をリリースする予定で、電子帳簿保存法にも対応し、バックオフィス業務における帳票や資料の管理、情報共有を促進するサービスとして、1年で2000社の導入を目指すとしている。

■ガンホー <3765>  2,787円  +88 円 (+3.3%)  11:30現在

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が3日続伸している。16日の取引終了後、スマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」(通称「パズドラ」)が今年2月20日にサービス開始10周年を迎えるのを記念し、ニンテンドースイッチ用ソフト「PUZZLE&DRAGONS Nintendo Switch Edition」(通称「パズドラSwitch」)を発売すると発表しており、これが好材料視されている。「パズドラSwitch」は、ニンテンドースイッチのタッチスクリーンを使って従来の「パズドラ」のようにプレイするだけではなく、テレビの大画面に映し出し、コントローラーを使って最大で4人同時のプレイが可能。また、オンライン機能を使えば世界中のプレイヤーとの対戦はもちろん、オリジナルのダンジョンを作ってアップロードすることで、世界中のプレイヤーと遊ぶことができるという。なお、販売はニンテンドーeショップが行う。

■日本郵船 <9101>  10,150円  +220 円 (+2.2%)  11:30現在

日本郵船<9101>が全市場を通じて断トツの売買代金をこなし全体軟調相場に逆行、このほか商船三井<9104>など海運株全般が高い。前日に日経平均は急反発したものの、2万7000円台後半は引き続き戻り売り圧力が強く、ハイテク主力株の上値は重い。一方、バリュー株への物色意欲は根強く、特に3月期末を控え、高配当利回りの銘柄は配当取り狙いの買いも入りやすくなっている。郵船や商船三井は配当利回りが11%以上と際立って高く、これが株高を後押しする形となっている。

■三井物産 <8031>  3,083円  +63 円 (+2.1%)  11:30現在

三井物産<8031>が全般軟調地合いのなか上値追い基調を継続、きょうは一時74円高の3094円まで買われ、新値街道に復帰した。住友商事<8053>も1900円台に乗せ新高値となったほか、三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>なども揃って強調展開をみせている。原油市況をはじめ非鉄や農産物などコモディティ価格の上昇が総合商社株には強力な追い風となっている。22年3月期業績予想について、今月初旬に大手各社は足並みを揃えて最終利益の上方修正を発表、石油だけでなく、原料炭や鉄鉱石など資源価格の上昇が想定以上となり利益の押し上げにつながった。また、資源以外の分野も好調で世界的な自動車販売の好調などが商機を高めている。PERの割安さに加え、配当など株主還元期待の高さも株価にプラスに働いている。

■サンマルク <3395>  1,654円  +32 円 (+2.0%)  11:30現在

サンマルクホールディングス<3395>は4日続伸。16日の取引終了後、上限を20万株(発行済み株数の0.94%)、または3億2440万円とする自社株を、17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感されている。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化などに対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためとしている。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■三菱マテリアル <5711>  2,132円  +32 円 (+1.5%)  11:30現在

三菱マテリアル<5711>は続伸。同社は16日取引終了後、高機能製品カンパニー電子材料事業部が所管するスパッタリングターゲット事業から撤退すると発表した。具体的な撤退時期は製品により異なり、23年3月から順次製造・販売を停止し、24年3月までに同事業から撤退する予定。同事業はアジア圏におけるローカルサプライヤーの台頭などにより、近年は競争環境が激化している。将来的な事業環境の改善が見込めないことから、撤退を決めたとしている。

■昭和電工 <4004>  2,343円  +34 円 (+1.5%)  11:30現在

昭和電工<4004>が続伸している。きょう付の化学工業日報で、「次世代モダリティ(治療手段)『エクソソーム』の開発・製造受託(CDMO)事業に参入する」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、子会社である昭和電工マテリアルズの再生医療CDMOの技術や知見と、昭和電工の高速液体クロマトグラフィー用カラムなどの技術を組み合わせてエクソソーム製造プロセスを確立するという。25~26年ごろの治験薬提供を目指すとしており、差別化技術により新市場でのシェア獲得を目指すもようだ。

■山陽特殊製鋼 <5481>  2,169円  +27 円 (+1.3%)  11:30現在

山陽特殊製鋼<5481>が続伸。SMBC日興証券は16日、同社株の目標株価を2400円から2620円に引き上げた。投資評価は「2」を継続した。足もとの業績は、国内のほか同社子会社であるスウェーデンの特殊鋼メーカー「Ovako」も好調で、22年3月期の業績は会社予想を超過し、来期も実質的な増益基調が続くとみている。具体的には22年3月期の連結営業利益予想を146億円から165億円(会社計画159億円)に見直したほか、23年3月期の同利益は136億円から150億円に修正した。今期はOvakoの決算期変更で営業利益がかさ上げされていることから、来期も実質的な増益となるとみている。

■オリエンタルランド <4661>  22,700円  +225 円 (+1.0%)  11:30現在

オリエンタルランド<4661>が続伸、一時400円を超える上昇で2万2800円台まで上値を伸ばし、上場来高値更新となった。ここにきて新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大に頭打ち感がみられることから、東京株式市場ではまん延防止等重点措置の解除に向けた動きを先取りする形で、旅行や小売セクターなどリオープン(経済再開)関連に物色の矛先が向いている。そのなか、テーマパーク最大手である同社株はレジャー関連筆頭として上値を見込んだ投資資金の流入が続いている。現物で保有する個人投資家が多く信用買い残は枯れた状態にあり、直近の信用倍率は0.18倍と大幅に売り長。また、貸株調達に伴う空売りなども考慮すると買い戻し圧力は非常に強く、踏み上げ相場の様相をみせながら最高値圏を走る展開となっている。

■菱洋エレクトロ <8068>  2,164円  +12 円 (+0.6%)  11:30現在

菱洋エレクトロ<8068>は小幅に3日続伸。同社は16日取引終了後、独自の光触媒技術を応用した除菌脱臭機の開発・販売を行うカルテック(大阪市中央区)と代理店契約を締結し、光触媒によりウイルスや浮遊菌を分解する除菌・脱臭製品の販売を開始したと発表した。カルテックは、光触媒のみで除菌・脱臭を可能にする独自の除菌・脱臭デバイスを開発・販売している専業メーカー。その光触媒による除菌ソリューションは可視光での光触媒技術を採用しており、従来の光触媒技術で課題となっていた紫外線による人体への影響がなく、安全に稼働させながら十分な除菌、脱臭効果を得られる。また、独自に開発された光触媒材料によって、吸着フィルターがなくても従来品を上回る効果があるとした。

■トヨタ自動車 <7203>  2,157.5円  -35 円 (-1.6%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>が売り買い交錯のなかもやや売りが優勢、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線近辺で強弱観を対立させている。前週末を境に全体乱調相場の影響を受け急な調整に見舞われたが、目先は機関投資家のポジション調整に伴う大口売りが一巡し下値抵抗力を発揮。半導体不足による生産ラインへの影響は懸念されるものの、株価面では織り込みが進んだ。22年3月期業績は営業利益が前期比27%増の2兆8000億円予想と過去最高利益に肉薄する見通しにあり、PER12倍近辺の時価は割高感にも乏しい。

■フレンドリー <8209>  456円  +80 円 (+21.3%) ストップ高   11:30現在

フレンドリー<8209>がストップ高の456円に買われている。債務超過解消に向けた取り組みの一環として、昨年12月13日に発表した、親会社ジョイフルを割当先とした第三者割当によるB種優先株の発行について、2月18日が払込期日となっていることから、債務超過解消への期待感が強まっているようだ。

■ロボペイ <4374>  1,730円  +300 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在

ROBOT PAYMENT<4374>が急反騰している。16日の取引終了後、22年1月分から月次売上高の開示を開始すると発表。1月度の全社売上高は1億3700万円(前年同月比32.0%増)だったとしたことが好感されている。なかで、請求管理ロボの売上高は5500万円(同58.8%増)、サブスクペイの売上高は8000万円(同19.4%増)だった。

■ネクストウェア <4814>  178円  +25 円 (+16.3%)  11:30現在

ネクストウェア<4814>は大幅続伸。同社は16日取引終了後、セキュリティーソフトウェアの開発・販売を行うZenmuTech(東京都中央区)から、秘密分散により情報を無意味化するソリューション「ZENMU」の分散片をブロックチェーン上で管理する開発権と販売権を取得したと発表した。「ZENMU」を活用し、ネクスウェアのブロックチェーンソリューションと重ねることで、サブスクリプション対応及びユーザーの利便性の効率化が図られるとした。なお、ZenmuTechとは今後、ZENMUプロダクトの販売代理店契約を締結する予定。

■ブロードE <4415>  1,139円  +150 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

ブロードエンタープライズ<4415>がストップ高カイ気配。14日に発表した単独決算において、会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、22年12月期の業績予想が前期との単純比較で減益見通しとなることを受けて、15、16日と株価は急落したが、16日の取引終了直前に発表した決算説明会資料で、旧基準では税引き前純利益が前期比7%の増益になると発表しており、これが好感されている。旧基準では初期導入時に売上高を一括計上していたが、新基準では契約年数に応じて案分し、それぞれの期に計上することになり、その影響が利益にも及ぶとしている。

●ストップ高銘柄

加地テック <6391>  4,825円  +700 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.