東京株式(前引け)=反落、前日の急伸の反動で売り優勢
17日前引けの日経平均株価は前営業日比64円55銭安の2万7395円85銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億1852万株、売買代金概算は1兆3180億円。値上がり銘柄数は777、値下がり銘柄数は1260、変わらずは143銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は気迷いムードのなか、利益確定の売りに押され日経平均は反落となった。前日の米国株市場では、発表されたFOMC議事要旨が想定内の内容であったことから後半下げ渋る展開となったが、引き続き金利上昇懸念が上値を押さえている。ウクライナ情勢に対する警戒感もくすぶるなか、東京市場でも上値を買い進む動きは限定的となっている。一方、下値では押し目買いが観測され、下げも小幅にとどまっている。
個別では売買代金トップの日本郵船<9101>が高く、東京エレクトロン<8035>も上昇した。任天堂<7974>が堅調、日立製作所<6501>も物色された。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。日本金属<5491>が急騰、レオパレス21<8848>、ツカダ・グローバルホールディング<2418>も値を飛ばした。半面、キーエンス<6861>が大幅安、リクルートホールディングス<6098>の下げも目立った。乾汽船<9308>が大きく利食われたほか、あさひ<3333>、マネーフォワード<3994>も大幅安。