第一生命HDなど生保株への売りが加速、米超長期債利回りの低下を嫌気
第一生命ホールディングス<8750>がマドを開けて売られ6%近い急落となっているほか、T&Dホールディングス<8795>は7%を超える急落でもみあいを大きく下放れる動きとなった。ウクライナ情勢も絡み世界的にインフレ警戒感が高まっているが、米国ではリスク回避ムードが強まるなか株式からの債券への資金シフトが急速に進み、長期金利が急低下する状況となった。加えて米30年債など超長期債も金利が急低下しており、運用を長期タームで行う大手生保にとっては運用環境の悪化が意識される局面となっている。配当利回りも高く、これまでバリュー株の観点で買われていたが、足もとではその反動もあって売り急ぐ動きが加速している。