SREHDがウリ気配で水準切り下げ、公募・売り出しによる希薄化懸念
SREホールディングス<2980>がウリ気配で水準切り下げる。2日の取引終了後、54万4200株の公募とZホールディングス<4689>を売り出し人とする288万2600株の株式売り出し、上限29万900株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。これを受けて、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが膨らんでいるようだ。
発行価格は14日から16日までのいずれかの日に決定する予定。調達資金約14億8400万円は既存サービスの競争力・付加価値向上や、不動産領域における新サービス創出に向けた研究開発・ソフトウェア開発費などに充てるとしている。
あわせて、ZHD傘下のヤフーとの間で結んでいる業務提携の見直しを発表。共同運営する不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」を終了させ、新たにヤフーの不動産メディア向け顧客開拓を手掛ける。これに伴い、両社の資本関係も見直すという。SREHD株売り出しにより、ZHDの保有比率は現在の21.46%から2.82%に低下する見通し。