農業総研は戻り足に拍車、営業損益赤字もトップラインの伸びに着目
農業総合研究所<3541>の戻り足に拍車がかかっている。同社は独自のITソリューションを強みに登録事業者から農産物を集め、スーパーや小売店舗の直売コーナーで販売する事業を展開する。業績面では足もと苦戦しており、21年8月期の営業損益は1億9300万円の営業赤字だった。ただしビジネスモデルは軌道に乗っている。22年8月期の業績見通しについて会社側は開示していないが、同社のシステムを導入する店舗数は増加の一途でトップラインは着実な伸びを示しており、営業損益も赤字から脱却化する可能性がある。同社株は目先底入れムードの出ているマザーズ市場の貸借銘柄であり、買い戻しにより株価上昇を後押しする動きも想定される。