大平金は全体相場に逆行し一時4000円台回復、ニッケル高騰を背景に上値追い継続
大平洋金属<5541>が全体軟調相場に抗して大幅反発。前日は全体相場が急騰するなかにあって小幅ながらマイナス圏で引けたが、きょうは買い直され、一時4000円大台を回復。前日のマーケットは原油価格をはじめとするコモディティ価格の下落が好感されたが、フェロニッケル製錬大手の同社にとっては逆にマイナス材料として働く。しかし、ニッケル価格はレアメタルのなかでも足もと記録的な上昇を示しており、LMEは取引を停止する事態にまで追い込まれた。ウクライナ情勢も絡みニッケル市況の高値推移は当面続くとみられており、同社株の先高期待は強いようだ。