レオンが大幅安、今期営業利益大幅引き下げと期末配当未定を嫌気
レオン自動機<6272>が大幅安。2020年3月につけた877円を下回り、約5年ぶり安値圏に沈んでいる。前週末11日の取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益を20億1000万円から11億1000万円(前期比20.9%減)へ大幅に引き下げ、一転減益となったことが嫌気されているようだ。
国内外の設備需要回復を追い風に売上高は262億9000万円から265億6000万円(同19.2%増)へ引き上げた一方、材料費や荷造運搬費の高騰が利益を押し下げる見込み。これを受けて、8円としていた期末配当予想を未定に修正した。従来、年間配当予想については中間・期末各8円の16円(前期17円)を予定していた。
あわせて海外子会社の不適切会計問題に関し、延期していた第3四半期累計(21年4~12月)決算と、一部訂正を行った第1・第2四半期決算の公表を行った。