話題株ピックアップ【夕刊】(2):ピラー、東京センチュ、神戸物産

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2022年3月15日 15時18分

■ジェイ・エス・ビー <3480>  3,120円  +157 円 (+5.3%)  本日終値

ジェイ・エス・ビー<3480>は3日ぶりに大幅反発。同社は14日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)連結営業損益は1億9700万円の赤字(前年同期は3億3700万円の赤字)だったと発表した。上期計画52億6900万円(前年同期比13.1%増)、通期計画58億8100万円(前期比10.2%増)は据え置かれた。不動産賃貸管理事業は営業利益率が改善し、セグメント利益は9000万円の黒字(前年同期は1億300万円の損失)に転換したとしている。

■日本ピラー工業 <6490>  2,705円  +127 円 (+4.9%)  本日終値

日本ピラー工業<6490>が大幅続伸。午前11時ごろの日本経済新聞電子版で「世界シェア9割を占める半導体製造装置向け部材を増産する」と報じられており、これが好材料視されたようだ。記事によると、約100億円を投じて洗浄装置に使う継ぎ手を生産する新工場を京都府福知山市に建設し、生産能力を7割高めるという。世界的な不足が続く半導体業界で積極投資が続いていることを受けて、製造装置に欠かせない部材メーカーである同社も需要増に備えた設備投資をすすめるもようだ。

■東京センチュリー <8439>  4,360円  +170 円 (+4.1%)  本日終値

東京センチュリー<8439>が続伸る。14日の取引終了後、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>とリース事業に関して資本・業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。ふくおかFG傘下で長崎県を中心とする十八親和銀行の取引先にリース・割賦などを提供する十八総合リースの株式の一部を取得する。今回の提携により、両社は協業して福岡銀行や熊本銀行の取引先に対しても、リースを含めた多様な資金調達手段を提供するという。なお、同件による22年3月期業績への影響は東京センチュ、ふくおかFGともに軽微としている。

■イマジカG <6879>  712円  +27 円 (+3.9%)  本日終値

IMAGICA GROUP<6879>が反発。14日の取引終了後、子会社IMAGICA EEXが「東京ガールズコレクション(TGC)」の世界観を完全再現したTGC公式メタバース「バーチャルTGC」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。「バーチャルTGC」は、TGCを企画・制作するW TOKYO(東京都渋谷区)と共同でプロデュース。昨年公開したβ版から大幅に機能を拡大し、リアル会場での熱狂などTGCの世界観を3Dバーチャル空間に完全再現したほか、バーチャル空間ならではのアトラクションやスペシャルイベント、トレンドファッションアイテムを着用できるオリジナルアバターなどさまざまなコンテンツを追加したのが特徴としている。

■神戸物産 <3038>  3,790円  +130 円 (+3.6%)  本日終値

神戸物産<3038>は続伸。同社は14日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)連結営業利益は74億4600万円(前年同期比5.9%増)だったと発表した。通期計画288億円(前期比5.4%増)に対する進捗率は25.9%となっており、順調な進捗が好感されているようだ。出店が大幅に増加したことや、引き続きメディア・SNSの影響で業務スーパー事業が業績を牽引した。また、飲食店再開に伴い、業務筋の客数も回復傾向だという。

■東建コーポレーション <1766>  8,430円  +260 円 (+3.2%)  本日終値

東建コーポレーション<1766>は3日ぶりに反発。同社は14日取引終了後、22年4月期第3四半期累計(5~1月)連結営業利益は113億4000万円(前年同期比4.4%増)だったと発表した。通期計画159億6500万円(前期比2.6%増)に対する進捗率は71.0%。建設事業では、建設資材価格の上昇などによって完成工事総利益率が低下。一方、不動産賃貸事業では賃貸建物の入居率が高い水準を維持しているとした。

■エア・ウォーター <4088>  1,701円  +52 円 (+3.2%)  本日終値

エア・ウォーター<4088>は4日続伸。同社は14日取引終了後、心疾患の遠隔・在宅医療をサポートするリハビリシステムの実用化を目指すスタートアップ企業、リモハブ(大阪府吹田市)を子会社化したと発表した。既存株主であるベンチャーキャピタルなどから株式を譲り受けるとともに、第三者割当増資を引き受けることで、発行済み株式総数の63.2%を取得した。リモハブは循環器専門医である代表の谷口達典氏が、医療機器開発人材プログラム「ジャパン・バイオデザインプログラム」でのニーズ発掘を契機に、17年に創業した。遠隔モニタリングにより、心疾患患者に対するリハビリ療法を在宅で行う「オンライン管理型心臓リハビリシステム」の開発に取り組んでおり、24年度の実用化を目指して医師主導治験を進行中。エアウォータではこれを機に遠隔通信技術を活用したリハビリ領域に参入し、在宅医療事業の拡大を推進するとした。

■ネットワンシステムズ <7518>  2,624円  +79 円 (+3.1%)  本日終値

ネットワンシステムズ<7518>が続伸。14日の取引終了後、273万2700株(発行済み株数の3.18%)の自社株を3月31日付で消却すると発表しており、これが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は8326万7300株となる予定だ。

■大阪ソーダ <4046>  3,075円  +91 円 (+3.1%)  本日終値

大阪ソーダ<4046>が続伸。岩井コスモ証券は14日、同社株の投資判断の「A」を継続するとともに、目標株価を3250円から3400円に引き上げた。同社はカセイソーダなどの基礎化学品から機能化学品へ展開する化学品メーカー。第3四半期累計(21年4~12月)の連結営業利益は98億4000万円(前年同期比56.6%増)と好調。原燃料価格高騰の影響があったものの、販売価格転嫁や生産コストダウンを着実に進めたことが奏功した。22年3月通期の同利益は会社計画107億円に対して114億円(前期比36.7%増)への増額修正を予想。新製品の拡販やヘルスケア事業拡大による中期的成長に期待している。

■図研 <6947>  2,957円  +75 円 (+2.6%)  本日終値

図研<6947>は続伸。この日の午前中、自動車・航空機業界向けマニュアル制作で豊富な実績を持つ中央図研(名古屋市中区)が、同社の電装設計CAD「E3.series」を導入したと発表しており、これが好材料視された。中央図研では従来、描画ソフトを用いて設計情報を手入力し、整備マニュアル用の配線図の作図を行ってきたが、「E3.series」を導入することで、作業開始時から品質の高い配線図が作成できるだけではなく、設計変更時も差分チェックが不要となり、更新漏れの削減による配線図品質の向上や制作リードタイムの短縮を実現したとしている。

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