東京株式(大引け)=890円高、FOMC通過でリスクオン加速

市況
2022年3月17日 15時45分

17日の東京株式市場は、前日の欧米株市場が大きく買われたことを受け、主力株を中心に幅広く投資資金が流入、日経平均株価は一時900円以上の上昇をみせた。

大引けの日経平均株価は前営業日比890円88銭高の2万6652円89銭と大幅高で4日続伸。東証1部の売買高概算は14億7419万株、売買代金概算は3兆5544億円。値上がり銘柄数は1872、対して値下がり銘柄数は250、変わらずは58銘柄だった。

きょうの東京市場は、リスクオン一色の展開となり日経平均株価は一気に2万6000円台後半まで上昇し、約2週間ぶりの高値をつけた。前日の欧州株市場が全面高となったほか、今週のビッグイベントであったFOMCを通過した米国株市場もNYダウなど主要株価指数が揃って大幅高となり、この地合いを東京市場も引き継ぐ格好となった。一部ではロシアとウクライナの間で停戦交渉が進んでいるとの思惑もあり、空売りの買い戻しが加速した。日経平均は一時900円を超える上昇で2万6700円台まで水準を切り上げる場面があった。業種別では33業種すべてが高く、機械や電機・精密など輸出セクターの上げが目立った。東証1部全体の86%の銘柄が上昇する全面高商状で、売買代金も3兆5000億円台と大きく膨らんでいる。

個別では、久しぶりに売買代金で断トツとなったソフトバンクグループ<9984>が上昇し、売買代金2位のレーザーテック<6920>も今年最大の上げ幅をみせた。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、ソニーグループ<6758>などが買われ、任天堂<7974>も高い。ファーストリテイリング<9983>も買い人気。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上値追い。ギフティ<4449>がストップ高に買われ、三井松島ホールディングス<1518>も急騰、ユーザーローカル<3984>も値を飛ばした。

半面、川崎汽船<9107>が冴えず、オリエンタルランド<4661>が売りに押された。KDDI<9433>、日本電信電話<9432>が軟調、JR東日本<9020>も値を下げた。エイチ・アイ・エス<9603>が急落したほか、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>、オープンドア<3926>の下げも目立つ。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>も下落した。

出所:MINKABU PRESS

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