本日注目すべき【好決算】銘柄 アグレ都市、アダストリア、ＵＥＸ (18日大引け後 発表分)
18日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アグレ都市 <3467> ★今期経常を32％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額
◆22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の14.7億円→19.4億円に32.0％上方修正。増益率が29.3％増→70.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。一部物件の引き渡しが来期にずれ込み売上高は計画を下回るものの、底堅い戸建て住宅需要を背景に販売価格が安定して推移し、利益率は想定より上向く。また、販管費が計画を下回ることも利益を押し上げる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の63円→70円(前期は42円)に増額修正した。
四電工 <1939> ★今期経常を一転8％増益・最高益に上方修正、配当も10円増額
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円→60億円に9.1％上方修正。従来の1.1％減益予想から一転して7.9％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。手持ち工事の進捗が堅調なうえ、完成工事の利益率も高水準を維持していることが要因。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の105円→115円に増額修正した。
アダストリア <2685> ★前期経常を25％上方修正、配当も5円増額
◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の65億円→81億円に24.6％上方修正。増益率が2.2倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で売上高は計画を下回るものの、効率的な在庫管理や値引き販売の抑制、販管費の削減が寄与したほか、助成金などの計上も利益を押し上げた。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→55円(前の期は40円)に増額修正した。
エブレン <6599> [ＪＱ] ★今期経常を15％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の4.6億円→5.3億円に15.1％上方修正。増益率が55.0％増→78.3％増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体不足による生産への影響が最低限にとどまることに加え、好調な受注状況が継続していることが要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の21円→22円(前期は18円)に増額修正した。
静甲 <6286> [ＪＱ] ★今期最終を90％上方修正
◆22年3月期の連結最終損益を従来予想の3.5億円の黒字→6.6億円の黒字(前期は8.4億円の赤字)に89.7％上方修正した。投資有価証券売却益3.1億円が発生することが最終利益を押し上げる。
また、発行済み株式数の2.33％にあたる15万株または8895万円を上限にToSTNeT-3で自社株買いを実施すると発表。
ヤマトインタ <8127> ★上期経常を68％上方修正、通期も増額
◆22年8月期上期(21年9月-22年2月)の連結経常利益を従来予想の1億9000万円→3億2000万円に68.4％上方修正。売上高は計画を下回ったものの、販管費や値引き販売の抑制が奏功し、採算は改善した。雇用調整助成金などを計上したことも利益を押し上げた。
併せて、通期の連結経常利益も従来予想の2億5000万円→3億8000万円に52.0％上方修正。増益率が2.7倍→4.1倍に拡大する見通しとなった。
和田興産 <8931> [東証２] ★前期経常を44％上方修正・14期ぶり最高益、配当も2円増額
◆22年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の22億円→31.6億円に43.7％上方修正。増益率が14.7％増→64.9％増に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主力の分譲マンション販売部門で引き渡し戸数が計画を上回ったことに加え、採算性も向上したことが上振れの要因となった。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の38円→40円(前の期は35円)に増額修正した。
ＵＥＸ <9888> [ＪＱ] ★未定だった期末配当は30円増配、配当利回り5％超
◆従来未定としていた22年3月期の期末配当は34円(前年同期は4円)実施する方針とした。好調な収益状況を踏まえ、株主への利益還元を増やす。期末配当利回りは5.14％と高水準で、権利付き最終日の29日を目前に控え、配当取り狙いの買いなどが期待される。
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株探ニュース
