三菱UFJなど上値追い鮮明、米長期金利上昇に続き国内10年債利回りも1カ月ぶり高水準に
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>を筆頭にメガバンクの上値追いが鮮明だ。米国ではFRBのタカ派姿勢を受けて長期金利の上昇傾向が顕著となっている。米10年債利回りは21日の取引終了時に2.29%台まで上昇、ここにきて水準が急速に切り上がっている。また、日本国内でも米債券市場に追随し、きょう朝方に新発10年物国債の利回りが0.215%と約1カ月ぶりの水準まで上昇しており、メガバンクにとっては運用環境の改善が見込める状況にある。メガバンクは配当利回りも高いことで、3月期末を目前にインカムゲイン狙いの買いも誘導している。