KNTCTは続落、22年3月期利益予想を上方修正も赤字継続の見通しを嫌気
KNT-CTホールディングス<9726>は続落。同社は23日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1500億円から1400億円(前期比59.3%増)へ下方修正する一方で、営業損益を140億円の赤字から110億円の赤字(前期は270億8200万円の赤字)へ、純損益を130億円の赤字から95億円の赤字(同284億5600万円の赤字)へ上方修正すると発表した。赤字継続の見通しとなっており、これが嫌気されているようだ。
まん延防止等重点措置が全国各地で再適用されたため、売上高は当初の予想に届かない見込みとなった。利益面では、新型コロナウイルスのPCR検査やワクチン接種の受付業務などの取り扱い増加により売上総利益率が改善したことに加え、人件費、事務所賃借料をはじめとする販管費全般の削減を徹底したこと、営業外収益で雇用調整助成金など助成金収入が増加したことにより、損失が改善される見込みになったとしている。