JCRファが大幅反発、武田とライソゾーム病に対する共同研究開発及びライセンス契約を締結
JCRファーマ<4552>が大幅反発している。28日の取引終了後、武田薬品工業<4502>とライソゾーム病に対してJCR独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」技術を用いた遺伝子治療に関する共同研究開発及びライセンス契約を締結したと発表しており、これが好感されている。
今回の契約締結により、両社はライソゾーム病を優先対象とした遺伝子治療の共同研究を開始する。武田は研究期間中に希少疾病もしくは非希少疾病領域における疾患をその対象として追加できるオプション権を保有し、共同研究で見出された新たな遺伝子治療の今後の開発及び事業化は武田が実施することになる。一方、JCRは武田から契約一時金を受領するほか、研究開発、販売に関するマイルストーンフィー及び製品化後の売上高に応じたロイヤルティーを受け取る権利を有することになる。