10万円以下で買える、高ROE＆低PBR 25社【東証1部】編 ＜割安株特集＞
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では711社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値とされる1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10％以上、(3)PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は1日現在)
なお、3日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE＆低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想
コード 銘柄 金額 ROE PBR
<8585>オリコ 12700 10.14 1.00
<3315>日本コークス 14200 12.02 0.73
<8572>アコム 32600 11.73 0.98
<6186>一蔵 36200 10.55 0.69
<7244>市光工 40400 11.27 0.80
<5020>ＥＮＥＯＳ 45150 18.71 0.55
<1873>日本ハウス 45600 13.51 0.87
<6165>パンチ 49900 11.71 0.72
<8999>グランディ 53100 10.24 0.64
<4005>住友化 55800 12.38 0.81
<8203>ＭｒＭａｘ 58300 10.36 0.67
<3246>コーセーＲＥ 63100 11.62 0.77
<3284>フージャース 65900 10.50 0.79
<5121>藤コンポ 72400 11.72 0.58
<1879>新日本建 73500 11.45 0.49
<4188>三菱ケミＨＤ 81180 14.24 0.86
<4202>ダイセル 81600 11.06 0.92
<4248>竹本容器 84200 11.26 0.97
<9069>センコーＨＤ 90800 10.64 0.95
<6376>日機装 91300 16.27 0.71
<3321>ミタチ産業 91500 10.82 0.66
<8051>山善 95100 10.14 0.78
<9428>クロップス 97500 11.37 0.99
<3176>三洋貿易 98000 11.97 0.80
<7820>ニホンフラ 99600 12.26 0.90
※単位はROEが％、PBRが倍、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
⇒⇒最高10万円が当たる！ 「個人投資家大調査」を実施中
⇒⇒『株探』では、ロシアのウクライナ侵攻で大揺れとなっている株式市場の中で、個人投資家は、どのような投資スタイルで、どんな銘柄に注目しているのか？これからの狙い方は？――などについて調査を行います。
⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に10万円分、2名の方に5万円分、30名の方に5000円分を差し上げます。
株探ニュース