話題株ピックアップ【夕刊】(3):ピアズ、マルマエ、グッドライフ

注目
2022年4月18日 15時22分

■グッドライフカンパニー <2970>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

グッドライフカンパニー<2970>がストップ高。前週末15日の取引終了後に発表した3月度速報で、アセットマネジメント事業で新規プロジェクト件数が2件あったほか、プロパティマネジメント事業で管理純増戸数が257戸あり、管理戸数の累計が4287戸(前年同月比18%増)と積み上がったことが好感された。

■神戸天然物化学 <6568>  1,241円  +160 円 (+14.8%) 一時ストップ高   本日終値

神戸天然物化学<6568>は急騰。前週末15日の取引終了後、22年3月期業績予想の大幅上方修正を発表。営業利益を7億円から10億9400万円(前の期比72.3%増)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんだようだ。売上高も67億円から74億4000万円(同23.4%増)へ引き上げた。医薬関連・エレクトロニクス関連材料の量産ステージ製品を中心に想定を上回る需要が生じたことが業績押し上げ要因。設備投資や人的投資により生産能力を向上してきたことから、これら需要の取り込みに成功したとしている。

■ピアズ <7066>  1,356円  +153 円 (+12.7%)  本日終値

ピアズ<7066>が急伸。同社は店舗運営コンサルティングやセールスプロモーションなどを主力展開するが、株価面では短期資金の攻勢を背景に、今月初旬から急動意し需給相場の様相を強めている。そうしたなか、15日取引終了後、新たな事業としてメタバース内でのライブ&コマース事業に参入することを決議したと発表、これが改めて株価を刺激する材料となった。同社はかねてからWeb3領域のメタバースに注目しており、今回、具体的にはライブエンターテイメント、ファンコミュニティー、グッズコマースの3つの事業を立ち上げ、自社IPの作成とともに同社ノウハウを活用した消費者ニーズの運営への反映による満足度・収益性向上を図る方針。また、メタバースやNFT事業における他社IPとの協業や技術的側面を持つさまざまな企業などとパートナーシップを組むことも検討するとしている。

■トレードワークス <3997>  1,048円  +100 円 (+10.6%) 一時ストップ高   本日終値

トレードワークス<3997>が急反発。前週末15日の取引終了後、「日本デジタル空間経済連盟」に加盟したことを明らかにしており、これを材料視した買いが向かったようだ。同連盟はSBIホールディングス<8473>が設立したもので、デジタル空間の経済発展が日本の経済発展に資するよう政策提言や情報発信、さまざまな関係団体との対話などを行うという。Tワークスは同連盟を通じ、デジタル証券や暗号資産、NFTに代表される次世代金融をはじめ、メタバース、人工知能(AI)、デジタルコマースといったテクノロジーファースト型の経済活動の発展に寄与することを目的に活動していく。

■タカノ <7885>  769円  +58 円 (+8.2%)  本日終値

タカノ<7885>が大幅高。同社は15日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業損益の見通しを従来の5億5000万円の黒字から10億5000万円の黒字(前の期は9700万円の赤字)に引き上げたことなどが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の219億円から225億円(前の期比12.2%増)に上方修正。個室空間製品やオフィス用イスの販売が好調なほか、利益面では合理化の推進が寄与するとしている。また、期末に創業80周年の記念配2円を実施すると発表。これにより、期末一括配当は普通配14円とあわせて16円(前の期は8円)となる。

■マルマエ <6264>  2,214円  +146 円 (+7.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

マルマエ<6264>が大幅反発。前週末15日の取引終了後、22年8月期の単独業績予想について、売上高を72億円から83億円(前期比54.6%増)へ、営業利益を18億円から23億円(同90.6%増)へ、純利益を12億4500万円から16億6700万円(同84.8%増)へ上方修正したことが好感された。半導体分野で顧客メーカーの部材不足による生産低下の影響が限定的で不透明感が後退したことや、高水準な受注残高から好調な出荷検収が継続する見通しであることが寄与するほか、FPD分野でも主にシェア拡大による受注増加があり、売上高が増加する見通しという。また、売上高の増加に伴い、工場稼働率が向上していることも寄与する。同時に上限を20万株(発行済み株数の1.56%)、または4億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は4月18日から5月17日まで。機動的な資本政策の一環として、資本効率の向上を図ることが目的としている。

■Birdman <7063>  1,637円  +66 円 (+4.2%)  本日終値

Birdman<7063>が大幅高。同社は15日取引終了後に、エンターテインメント事業に特化した子会社「Entertainment Next」を7月1日にも設立すると発表しており、今後の展開などが期待されているようだ。子会社の設立は、既存のEX(エンターテインメント・トランスフォーメーション)事業をより強化するとともに、国内に限定せず海外を含めたアーティストと新たなエンターテインメントのかたちを創出し、会社としてMX(マーケティング・トランスフォーメーション)事業と両輪で更なる成長を目指すことが目的。7月1日以降、グロースパートナーシップ契約を締結した日韓中出身のメンバーで構成される韓国発の多国籍アーティストグループ「BLANK2Y(ブランキー)」が所属し、日本でのタレント活動のプロデュース業務やライブ、コンサート、イベントの企画・運営・広告業務、5D LIVEなどを推進するとしている。

■タカショー <7590>  701円  +28 円 (+4.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位

タカショー<7590>が全般波乱相場のなか強さを際立たせ、一時36円高の709円まで上値を伸ばし、マドを開けて75日移動平均線を上に抜けてきた。ガーデニング商品販売では国内トップクラスに位置しており、コロナ禍にあっても、巣ごもり消費の一端を担うガーデニングブームが追い風となっている。また、同社の商品を、AR技術を活用して設置して見栄えなどを確認できるメタバガーデンにもマーケットの注目度が高い。業績は22年1月期の営業27%増益に続き、23年1月期も前期比6%増の15億6800万円予想と増益基調が続く見通しで、10倍台のPERや3%を超える配当利回りなどが買いを誘導している。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  330円  +10 円 (+3.1%)  本日終値

ゲンダイエージェンシー<2411>が4日続伸し、年初来高値を更新した。同社は15日取引終了後に、23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比34.8%増の4億円としていることや、年間配当計画を前期比8円増配の15円としていることが好感されたようだ。売上高は同7.7%増の80億円を見込む。新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う人流抑制策が緩和傾向で推移するとの前提のもと、広告需要は緩やかに回復するとみており、主力のパチンコホールやフィットネス関連広告以外の新たなセクターでの新規顧客開拓を推進するとともに、インターネット広告や動画サービスなどのデジタル広告領域でのサービスラインアップを充実させることで業績を再び成長軌道に乗せるとしている。なお、22年3月期通期の連結決算は売上高が74億2600万円(会計基準の変更により前の期との比較なし)。営業損益は2億9600万円の黒字(前の期は2億9000万円の赤字)で着地した。

■イナリサーチ <2176>  640円  +18 円 (+2.9%)  本日終値

イナリサーチ<2176>が高い。サルを用いた医薬品の非臨床試験受託事業を手掛けるが、アジアや日本で大型案件の受注が増加するなか業績は好調に推移している。前週末15日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の2億4500万円から3億3800万円(前の期比65%増)に増額した。09年3月期に迫る13期ぶりの高い水準で、これを評価する形で投資資金が流入している。

●ストップ高銘柄

ジーネクスト <4179>  514円  +80 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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