伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 4月24日版
日経平均株価は2万6304円前後で強く下値を支えられるかで、5月の強弱が見えてくる
1. 日経平均株価は5月に上昇するなら、4月中に下値堅い動きとなる公算
今回は「 日経平均株価の5月の方向が、今週の展開次第で見えてくる」ということについて述べます。
日経平均株価が5月に上昇する場合、4月の上昇の流れを継続する格好で上げるか、4月中に下値堅い場所を確認しているかのどちらかになります。
3月、4月は年度替わりの月で、取引量が増える傾向があります。年初から下値を試す動きとなっていても、3月頃までに下値堅い場所を確認して、上値を試す動きへ入る傾向があります。
上げやすい4月に上値重い展開になり、月末まで押し目になる場所の見えていない状況では、5月に4月の安値以下の地点で押し目底をつけて、5月の安値が新たな上昇の始点になる動きがあまり見られません。
前週末のNYダウが前日終値比981ドル安となったことで、週明け後の日経平均株価は大幅に下放れて始まる公算です。
本年5月の月足が陽線引けする展開になるなら、週明け後は4月12日の安値2万6304円が強い支持になっていることを示す動きが表れると考えられます。
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