イオン、KDDIを抜く株主優待の期待が最も大きい銘柄は?

第4回　日本株&アメ株で勝つ人（データ分析・全体編その4）

日本株&アメ株で勝つ人～個人投資家4800人の調査で判明！

全体編その1「日本株で含み益が最も大きい銘柄のランキング・トップは『オ』で始まる銘柄」を読む

全体編その2「あの海運株がトップに、売買益期待が最大・2番目・3番目の各上位30は！」を読む

全体編その3「配当期待が最も大きい銘柄のランキングで2位はJT、ではトップは?」を読む

『株探』編集部が実施した第2回　「株探-個人投資家大調査」（2022春）のデータ分析・全体編の4回目は、

『株探』および『株探プレミアム』の活用内容

日本株以外の投資対象の動向

株主優待期待が最大・2番目・3番目について、各上位30のランキング

――などを紹介する。

活用トップ3は「市場ニュース」「銘柄基本情報」「明日の好悪材料」

まず『株探』通常版の利用内容では、「市場ニュース」「銘柄基本情報」「明日の好悪材料」「決算速報」「株式チャート」の5つが、40%台の割合になっている。

僅差の3位となった「明日の好悪材料」は業績や需給、イベントに関わる発表内容をまとめているため、グロースおよびバリューのスタイルを取るファンダ派、そしてテクニカル派の双方にとって注目されている。

■株探利用動向

■株探の活用内容

注:回答はいくつでも。母集団と回答数は4164と23471。
合計は100%を超える

プレミアムで人気はすご腕投資家などの専用コラム、そして長期業績推移

『株探プレミアム』では、すご腕投資家などを紹介する専用コラムが昨年の調査に続いてトップとなった。続いて、四半期および通期業績の長期データがほぼ同水準で並んでいるのも昨年の調査と同じだ。

■株探プレミアムの利用動向

■株探プレミアムの活用内容

注:回答はいくつでも。母集団と回答数は659と3519。
合計は100%を超える

『株探プレミアム』以外で活用する有料情報については、『日本経済新聞・日経電子版』と『会社四季報』（東洋経済新報社）がトップ2となっている。

■参考指標&情報

注:回答はいくつでも。母集団と回答数は4765と9623。合計は100%を超える。
米IBDはインベスターズ・ビジネス・デイリーの略

日本株・アメ株以外の投資対象のトップは投信、2位が暗号資産

日本株とアメ株（普通・ADR）以外の投資対象では、投資信託がトップ、暗号資産（仮想通貨）が2位となった。

■他の投資対象の有無

■他の投資対象

注:回答はいくつでも。母集団と回答数は1453と3869。
合計は100%を超える

オリックス、イオン、KDDI、そしてJT、すかいらーくなどが

最後に、株主優待期待の大きい銘柄のランキングを紹介する。大きさを「最大」「2番目」「3番目」と分けて、それぞれの上位30を以下に掲載した。

1回目の記事に掲載した含み益の最も大きい銘柄で第1位となったオリックス<8591>が、ここでもトップとなった。同社は期待の2番目と3番目の回答でもトップとなっており、同社の優待を評価する個人投資家が多いことを伺わせる。

またイオン<8267>とKDDI<9433>も期待が最も大きい部門と2番目に大きい部門でトップ3に入っている。イオンは配当利回りが1.4%ほどと、オリックスやKDDIと比べて1.5～2%程度低い。

そうした中で、イオンの優待が人気なのは、最低投資単位の100株で、買い物限度額100万円で3%のキャッシュバックを得られ、さらに20日と30日は5%割引を重ねて受け入られることなどが、評価されている可能性がある。

なお、下に記載した銘柄のうち重複を除いた43銘柄について

業種、

時価総額、

配当利回り

ネットキャッシュ（NC）倍率、

MINKABUの優待内容確認リンク

をまとめた表を、次ページに掲載した。こちらはプレミアム会員向けとなっている。

次回は、アメ株投資家の動向と、売買益期待などの注目銘柄について見ていく。

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※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。