株価指数先物【昼のコメント】 ショートのほかヘッジ対応に伴う売りが断続的に入り、指数を押し下げる
日経225先物は11時30分時点、前日比760円安の2万6350円(-2.80%)前後で推移。寄り付きは2万6720円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6885円)を下回って始まった。一時下げ渋る動きも見られたが戻りは鈍く、反対に下落幅を広げるなかでショートに加え、ヘッジ対応に伴う売りが断続的に入る形で指数を押し下げ、前引け直後には2万6330円まで売られた。
G7首脳がロシア産石油の禁輸に向けて取り組むと表明したことを受けた資源価格の上昇への懸念に加え、5月9日がロシアの「戦勝記念日」とあって地政学リスクなども警戒されてリスク回避に向かったようだ。そのほか、グローベックスの米株先物で、NYダウ先物が400ドル近く下落して推移していることも市場参加者を神経質にさせている。
なお、前引けのTOPIXの下落率は1.69%であるため、後場は日銀のETF買い入れといった需給面での下支えは期待しづらい。後場は下げ渋る動きが期待されるものの、戻りの鈍さが意識されるようだと短期の仕掛け的な動きが入りやすいだろう。
株探ニュース