イー・ガーディアン---2Qも2ケタ増収増益、ソーシャルサポートが好調に推移
イー・ガーディアン<6050>は10日、2022年9月期第2四半期(21年10月-22年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.6%増の57.39億円、営業利益が同36.2%増の11.82億円、経常利益が同36.1%増の12.34億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同100.0%増の9.65億円となった。
ソーシャルサポートの売上高は前年同期比34.4%増の32.54億円となった。新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加や外出自粛によって、インターネットサービスは需要が増えたもの、減少したものなど様々な影響が出ている。その中で、需要の拡大する動画監視及びキャッシュレス決済加盟店審査に対応するため、東京センターの拡大移転及び大阪センターの増床を行い、体制を強化した。
ゲームサポートの売上高は前年同期比7.0%減の10.45億円となった。海外案件獲得を目的に、プロモーションに特化したURAWAZAと提携し、国内ゲーム会社の海外進出及び海外ゲーム会社の日本進出をサポートする体制を整備した。
アド・プロセスの売上高は前年同期比15.6%増の6.55億円となった。CARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズとの連携を強化し、新規顧客開拓に注力した。
サイバーセキュリティの売上高は前年同期比9.2%増の3.44億円となった。WAFでは、100万サイトを超える導入実績がある国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAFを提供した。脆弱性診断では、グループシナジーを強みに既存顧客への深耕営業や新規開拓を目指した。 加えて、24時間365日の監視体制によって、外部からの侵入や不審動作を検知した際に迅速な対応を行う、SOC(Security Operation Center)サービスを開始した。
その他は主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しており、売上高は前年同期比32.5%増の4.40億円となった。EGテスティングサービスが、2021年12月に開設した八王子テストセンターを中心に、多面的機能テストの需要への対応を進めた。
2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の110.12億円、営業利益が同10.2%増の21.70億円、経常利益が同8.2%増の22.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.1%増の13.60億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》