ウイルプラスホールディングス---3Q増益、各利益予想の上方修正に加え期末配当金の増配を発表

材料
2022年5月12日 13時50分

ウイルプラスホールディングス<3538>は11日、2022年6月期第3四半期(21年7月-22年3月)連結決算を発表した。売上高が296.05億円、営業利益が前年同期比12.2%増の19.36億円、経常利益が同11.8%増の19.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.9%増の12.67億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準29号 2020年3月31日)等を当第1四半期の期首から適用しており、2022年6月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、売上高は対前年同期増減率を記載していない。

同社グループにおいて、一部のブランドにおいて新車の入荷が不安定な状態が続いたが、比較的安定して商品確保ができたブランドがこれを補完し、高額車輌を中心に新車販売は堅調に推移した。中古車販売にも新車販売と同様の力点を置くことを事業戦略のひとつとしているが、下取り率の向上を図る取組み等により商品確保に努めた結果、中古車販売についても順調に推移し、車輌売上高は254.81億円となった。店舗数増加並びに車輌販売の増加に伴いストック型ビジネスである車輌整備、保険代理店事業についても、継続して取引する顧客の蓄積が着実に進み、それぞれの売上の連結売上高に占める割合が増加した。

高額車輌の売上割合が増加したことや利益率の改善を図る取組みを続け、売上総利益は前年同期比5.6%増の63.97億円となり、売上総利益率も1.2ポイント上昇し21.6%となった。販売費及び一般管理費は、業容の拡大に伴い人件費、地代家賃、店舗設備の減価償却費や店舗維持・運営関連費用等が増加し、同3.0%増の44.60億円となった。これらにより、各利益は増益となった。

2022年6月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が410.67億円、営業利益が前期比7.3%増(前回予想比14.4%増)の24.58億円、経常利益が同6.9%増(同15.4%増)の24.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.8%増(同16.0%増)の16.07億円としている。

また、今回の業績予想の修正に伴い、期末配当金を前回公表の24.13円から4.65円増配の28.78円に修正し、2022年2月10日に発表した株主の公平性担保のための株主優待制度廃止に伴う特別配当金1.12円を加え、合計で1株当たり29.90円とすることを発表した。これにより、年間の配当金は中間配当の5.00円と合わせ、1株当たり34.90円となる。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.