TDCソフト---22年3月期は2ケタ増収増益、中期経営計画の業績目標の売上高300億円、営業利益29億円を達成

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2022年5月13日 14時04分

TDCソフト<4687>は12日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比13.3%増の309.25億円、営業利益が同25.8%増の29.67億円、経常利益が同20.2%増の30.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.9%増の20.69億円となった。

基本戦略「高付加価値SIサービスの追求」に関する取り組みについては、顧客の価値創造ニーズに応える高付加価値SIサービスを拡大するために、今後の社会やビジネスに大きなインパクトをもたらすテクノロジーを注力分野として見定め、人材育成や事業開発を積極的に行なってきた。特に重点戦略分野として定めているアジャイル関連事業、セキュリティ関連事業などが順調に拡大し、2022年3月期においては、当該事業の売上高は中期経営計画の当初の目標である売上高50.00億円を達成し、連結売上高構成比は前年同期から5.1ポイント増加し、17.4%を占めるまでに成長した。

基本戦略「SIモデル変革の推進」に関する取り組みについては、アライアンス契約締結先や、子会社とのオープンイノベーション活動を推進した。具体的にはアジャイル関連事業やセキュリティ関連事業におけるアライアンス契約締結先との協業推進や、M&Aにより取得したマイグレーション需要の高いSAP分野に強みを持つエールビジネスコンサルティングと、同社のソリューション事業部門の連携による顧客基盤・サービス提供体制の増強等を行った。また、提供サービスのさらなる品質向上や、開発プロジェクトにおける品質担保プロセスを効率化するために、プロジェクトパフォーマンス評価の導入、先端技術を活用したSI事業の効率化に向けた施策等を実施してきた。

ITコンサルティング&サービスの売上高は前年同期比57.7%増の38.77億円となった。当期は、ITサービス管理、クラウドマネージドサービス関連の案件が堅調に推移した。

金融ITソリューションの売上高は同8.4%増の143.93億円となった。当期はクレジット関連のシステム開発案件等が堅調に推移した。

公共法人ITソリューションの売上高は同10.7%増の87.95億円となった。当期は、運輸業、通信業向けの開発案件等が堅調に推移した。

プラットフォームソリューションの売上高は同6.8%増の38.58億円となった。当期は、クラウド関連のインフラ構築案件が堅調に推移した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.7%増の330.00億円、営業利益が同3.3%増の30.65億円、経常利益が同1.7%増の31.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.5%増の21.00億円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

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