明日注目すべき【好決算】銘柄 東京海上、ミタチ産業、シンポ (20日大引け後 発表分)
20日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
東京海上 <8766> [東証P] ★今期経常は6%増で2期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は45円増配へ
◆22年3月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の5674億円に急拡大して着地。続く23年3月期も前期比5.7%増の6000億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は正味収入保険料、生命保険料ともに増加基調が継続する見込み。
併せて、前期の年間配当を245円→255円(前の期は235円)に増額し、今期も前期比45円増の300円に増配する方針とした。また、発行済み株式数の1.8%にあたる1250万株または500億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
ミタチ産業 <3321> [東証S] ★今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
◆22年5月期の連結経常利益を従来予想の17.7億円→20.5億円に15.8%上方修正。増益率が77.0%増→2.1倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は2月に続き、3回目。主力とする自動車分野での半導体や電子部品の販売に加え、ITや自動車関連の工作機械向けEMSの受注が堅調に推移していることが要因。コスト抑制の進展も利益を押し上げる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→40円(前期は20円)に大幅増額修正した。
シンポ <5903> [東証S] ★今期配当を5円増額修正
◆22年6月期の期末一括配当を従来計画の20円→25円(前期は25円)に増額修正した。新名古屋工場の竣工記念配当として5円を上積みする。権利付き最終日を来月に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
株探ニュース