「旅行」が5位にランク、日本人宿泊者数の19年比が2カ月連続で改善<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行」が5位となっている。
観光庁が5月31日に発表した宿泊旅行統計調査によると、4月(第1次速報)の延べ宿泊者数は前年同月比50.6%増の3380万人泊となった。新型コロナウイルスの影響が出る前の2019年の同月比では33.4%減となっているが、まん延防止等重点措置が全面解除された3月から2カ月連続でマイナス幅が縮小した。
このうち、日本人延べ宿泊者数は前年同月比49.8%増の3329万人泊で、19年同月比では15.6%減ながら2カ月連続で改善。一方、客室稼働率は全体で43.2%(前年同月比では11.5ポイント増、19年同月比では21.8ポイント減)だった。同庁は5月20日に県民割支援(地域観光事業支援)の実施期間を6月30日宿泊分まで延長(当初は5月31日宿泊分まで)すると発表しており、更なる日本人延べ宿泊者数の増加や客室稼働率の上昇が期待される。
株式市場では旅行関連銘柄への関心が高まっており、主なものではオープンドア<3926>、リゾートトラスト<4681>、アドベンチャー<6030>、旅工房<6548>、JR東海<9022>、日本航空<9201>、KNT-CTホールディングス<9726>などが挙げられる。