株価指数先物【昼のコメント】 売り一巡後は概ね2万7800円を挟んだ狭いレンジで推移
日経225先物は11時30分時点、前日比450円安の2万7780円(-0.58%)前後で推移。寄り付きは2万7990円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7910円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万8000円を高値に下落幅を広げると、前場半ばには一時2万7740円まで売られる場面があった。ただし、10日に5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて模様眺めムードもあり、売り一巡後は概ね2万7800円を挟んだ狭いレンジでの推移を継続。
米国市場の下落影響によりギャップダウンで始まり、SQ値が概算で2万8122円81銭だったことから、これが心理的な上値抵抗線として意識されている。米CPIを控えてリバウンド機運が高まりづらいなか、短期筋のショートも入っているようだ。一方で、グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移しており、積極的にはショートも仕掛けづらいところだろう。2万7800円水準での底堅さが意識されてくるようだと、若干ながらも後場はショートカバーの動きにつながりそうだ。
株探ニュース