10日の米株式市場の概況、金融引き締め強化を警戒しダウ平均株価は大幅3日続落

市況
2022年6月13日 8時09分

10日の米株式市場で、NYダウは前日比880.00ドル安の3万1392.79ドルと3日続落した。朝方発表の5月の消費者物価指数が前年同月比8.6%の上昇となり、前月(8.3%)と同程度を見込んでいた市場予想を上回ったことから、インフレ加速への警戒感が強まり、FRBが秋以降も利上げを進めるとの見方が強まったことが売りにつながった。また、米ミシガン大学が発表した消費者態度指数(速報値)が50.2と予想を大幅に下回って過去最低を記録し、消費者の景況感が急速に悪化していることも下落に拍車をかけた。インフレが消費にネガティブな影響を与えるとの見方から、ホームデポ<HD>、ビザ<V>、アメックス<AXP>、ウォルトディズニー<DIS>などが売られたほか、エクソンモービル<XOM>、シェブロン<CVX>も下落した。また、消費者物価指数の発表後に長期金利が急上昇したことで、金利上昇で相対的な割高感が意識されやすいハイテク株が売られ、アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>なども下落した。なお、ニューヨーク市場の出来高概算は10億6552万株だった。

一方、ナスダック総合指数は前日比414.202ポイント安の1万1340.024と3日続落で引けた。主力のハイテク株が売られ、アドバンストマイクロデバイシズ<AMD>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、エヌビディア<NVDA>、アドビ<ADBE>、インテル<INTC>が下落。テスラ<TSLA>、ネットフリックス<NFLX>、コストコホールセール<COST>も安い。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.