概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、追加の金融引き締め懸念を警戒

市況
2022年6月24日 10時27分

【ブラジル】ボベスパ指数 98080.34 -1.45%

23日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1441.98ポイント安(-1.45%)の98080.34で取引を終了した。100231.96から97775.07まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。追加の金融引き締め懸念の高まりが警戒され、売りが継続した。また、原油など資源価格の下落も圧迫材料。一方、海外株高などが指数を下支えした。

【ロシア】MICEX指数 2404.54 +1.31%

23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比31.02ポイント高(+1.31%)の2404.54で取引を終了した。2350.10から2404.54まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外株高が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、追加の利下げ観測も支援材料。ロシア中央銀行はこのほど、追加の利下げ余地があると発言した。一方、原油価格の下落が指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 52265.75 +0.86%

23日のインドSENSEX指数は反発。前日比443.19ポイント高(+0.86%)の52265.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.35ポイント高(+0.93%)の15556.65で取引を終えた。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。モディ政権が2022年度の成長目標を7.5%に設定したことが好感された。これはインド準備銀行(中央銀行)が予測した7.2%を上回る水準だ。成長目標を達成させるため、一連の景気対策に対する期待は高まっている。また、経常赤字の縮小報告なども支援材料。1-3月期の経常赤字は134億米ドル(約1兆8224億円)となり、前期の222億米ドルを下回っている。

【中国本土】上海総合指数 3320.15 +1.62%

23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比52.95ポイント高(+1.62%)の3320.15ポイントと4日ぶりに反発した。

中国景気の先行き不安が後退する流れ。習近平・国家主席は22日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明している。多数のアナリストによる「新型コロナウイルス感染抑制策などにより、2022年の成長目標達成は困難」との指摘を否定した格好だ。足もとでは、新型コロナウイルスの感染状況が一部を除き落ち着いているほか、当局は強力な景気テコ入れ策を相次ぎ打ち出している。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認した。

《NH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.