【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米景気失速懸念で2万6000円割れ (7月1日)

市況
2022年7月1日 16時22分

日経平均株価

始値  26460.71

高値  26531.24(09:07)

安値  25841.75(14:19)

大引け 25935.62(前日比 -457.42 、 -1.73% )

売買高  13億4973万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆1469億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は457円安と大幅に3日続落、後場に下げ幅を拡大

2.前日のNYダウは景気失速が警戒され253ドル安と値を下げる

3.日経平均は6月20日以来となる2万6000円割れに売られる

4.ロシアの「サハリン2」への懸念から三菱商や三井物などが急落

5.第1四半期の回復を受け高島屋が急伸するなど百貨店の一角が高い

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比253ドル安と反落した。5月の米個人消費支出(PCE)で消費の伸び鈍化が示され、景気敏感株を中心に売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続落。米国などの景気減速懸念を受け、ハイテク株などが売られ、2万6000円を割り込んだ。

前日のNYダウは反落した。米国景気の失速が警戒された売りが膨らんだ。ただ、東京市場は前日まで大幅に値を下げていたこともあり、寄り付きは小幅に値を上げてスタートした。しかし、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じ、後場に入り米株価指数先物が軟調に推移すると下げ幅を拡大。日経平均は6月20日以来となる2万6000円割れに下落した。半導体関連株や商社株などが売られた。この日、日銀が発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス9と市場予想(プラス13)を下回った。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が安く、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に対する懸念で三菱商事<8058>と三井物産<8031>が急落し、東京ガス<9531>や大阪ガス<9532>も大幅安。トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>が安く、良品計画<7453>が急落した。

半面、東京電力ホールディングス<9501>や三菱重工業<7011>が高く、HOYA<7741>も値を上げた。富士フイルムホールディングス<4901>やキヤノン<7751>がしっかり。第1四半期の業績回復を受け高島屋<8233>やJ.フロント リテイリング<3086>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>が値を上げるなど百貨店の一角が高い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、キッコマン <2801>、信越化 <4063>、富士フイルム <4901>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約19円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、TDK <6762>、SBG <9984>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約222円。

東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)石油石炭製品、(3)化学、(4)鉄鋼、(5)情報・通信業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)ゴム製品、(3)空運業、(4)電気・ガス業、(5)輸送用機器。

■個別材料株

△キッコマン <2801> [東証P]

10月1日納品分からたれ類及びみりん類を値上げへ。

△Tアルファ <3089> [東証S]

5月中間期営業利益は2.7倍。

△ブイキューブ <3681> [東証P]

ハシラス開発のメタバースにSDKを提供。

△デジプラ <3691> [東証G]

上限10万株の自社株買い、発行済総数の2.7%、株主優待制度も新設。

△WNIウェザ <4825> [東証P]

23年5月期も増収増益継続へ。

△ダントーHD <5337> [東証S]

新技術を開発する子会社を設立。

△アディッシュ <7093> [東証G]

セレス <3696> [東証P]子会社とTikTok動画リスクマネジメントで事業連携。

△しまむら <8227> [東証P]

岩井コスモ証券が目標株価を1万3300円に引き上げ。

△高島屋 <8233> [東証P]

3~5月期最終損益黒字化で見直し買いが優勢に。

△アルテック <9972> [東証S]

87万株を上限とする自社株買いを実施へ。

▼ダイセキS <1712> [東証P]

23年2月期業績予想を下方修正。

▼良品計画 <7453> [東証P]

22年8月期利益予想を下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マーケットE <3135>、(2)高島屋 <8233>、(3)WNIウェザ <4825>、(4)ブイキューブ <3681>、(5)日本ペHD <4612>、(6)フォーバル <8275>、(7)アズワン <7476>、(8)三浦工 <6005>、(9)イーレックス <9517>、(10)カチタス <8919>

値下がり率上位10傑は(1)ダイセキ <9793>、(2)レオパレス <8848>、(3)スターマイカ <2975>、(4)良品計画 <7453>、(5)邦ガス <9533>、(6)東ガス <9531>、(7)三陽商 <8011>、(8)マルマエ <6264>、(9)オープンドア <3926>、(10)ラクーンHD <3031>

【大引け】

日経平均は前日比457.42円(1.73%)安の2万5935.62円。TOPIXは前日比25.78(1.38%)安の1845.04。出来高は概算で13億4973万株。東証プライムの値上がり銘柄数は308、値下がり銘柄数は1485となった。東証マザーズ指数は646.29円(15.27円安)。

[2022年7月1日]

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