「中古車」が26位に浮上、中古車価格の高水準続き関連銘柄への好影響に期待<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中古車」が26位に再浮上している。
ユー・エス・エス<4732>が5日に発表した6月の中古車の平均落札価格は、前年同月比で25.5%上昇し、107万9000円と4カ月ぶりに過去最高を更新した。前年同月を上回るのは25カ月連続となる。中古車価格が上昇する背景には、世界的な半導体不足の影響が長期化するなか、新車納入が遅れていることから、新車よりも早く納車が可能な中古車を購入する動きが消費者の間で広がっているためだ。また、新車不足により、買い替えの際に出てくる下取りも減少し、中古車の流通量が思ったように増えていないことも要因とされる。
半導体不足や中国・上海でのロックダウンなどの影響でサプライチェーンが混乱した自動車生産はまだ不安定さが残り、それに伴い中古車価格も当面、高水準の推移が続くとみられている。中古車価格の上昇は、中古車関連銘柄の業績にも影響するだけに、テーマとしての「中古車」へも引き続き注目が必要だろう。
この日はいすゞ自動車<7202>との資本・業務提携を解消すると発表したアップルインターナショナル<2788>が買われ、ネクステージ<3186>、グッドスピード<7676>も高い。IDOM<7599>、サンオータス<7623>、VTホールディングス<7593>もしっかり。