話題株ピックアップ【夕刊】(3):WACUL、不二ラテ、ココナラ

注目
2022年7月25日 15時18分

■WACUL <4173>  712円  +56 円 (+8.5%)  本日終値

WACUL<4173>が大幅反発。午前9時ごろ、同社の「AIアナリスト・シリーズ」をソニービズネットワークス(東京都渋谷区)が採用したと発表しており、これが好感された。今回採用されたのは、同社のデジタルマーケティングのPDCAを支える分析・改善提案ツール「AIアナリスト」とそこから抽出された改善を実現するBPOソリューション「AIアナリストAD」。ソニービズでは、もともとWebサイトで顧客を誘導していた「トライアル登録」のハードルが高く、なかなかコンバージョンにつながらなくなっていたなか、WACULからコンバージョンの内容変更を提案。また、サイトだけでなく広告やSEO、純粋想起率を高めるメール施策など、マーケティング施策を一気通貫で実行した結果、前年比で10%改善したという。

■不二ラテックス <5199>  2,177円  +158 円 (+7.8%)  本日終値

不二ラテックス<5199>が急伸。世界保健機関(WHO)が23日、欧米を中心に感染が拡大している「サル痘」について、最高レベルの警告である「緊急事態」を宣言した。厚生労働省によるとサル痘の感染経路は、「アフリカに生息するリスなどの齧歯(げっし)類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染する。また、感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む)、患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露、患者が使用した寝具との接触などにより感染する」としているほか、今年に入ってからは欧米の男性を中心に性的接触を通じた感染が拡大しているとも伝えられていることから、コンドーム大手である同社に思惑的な買いが入ったようだ。

■ココナラ <4176>  663円  +40 円 (+6.4%)  本日終値

ココナラ<4176>が大幅反発。ラクーンホールディングス<3031>が午前11時ごろ、子会社ラクーンコマースがココナラと顧客紹介における業務提携を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携により、ココナラが運営するスキルマーケット「ココナラ」を利用している飲食店や小売店などの事業者に対して、ラクーンコマースが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を特典付きで提供するという。「ココナラ」は個人利用に加えて、飲食店や小売店など事業者をはじめとしたビジネス利用も増加しており、今回の提携により「多様な商品を効率的に仕入れたい」など仕入れに関するニーズを持つ法人に対して付加価値を提供できるようになる。これによる、利用層の拡大が期待されたようだ。

■レントラックス <6045>  630円  +35 円 (+5.9%)  本日終値

レントラックス<6045>は大幅反発。前週末22日の取引終了後に発表した6月度連結ベースの売上高は前年同月比45.2%増の2億6700万円となり、大幅な伸長を示したことが好感された。成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト運営者数は前月比556人増の4万6180人となったことが寄与した。なお、取扱高は前年同月比27.9%増の16億9900万円だった。

■トレファク <3093>  1,581円  +81 円 (+5.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

トレジャー・ファクトリー<3093>が大幅高、株価は5連続陽線をつけ、きょうは寄り付きこそ小幅安でスタートしたものの、その後は継続的な買いが流入し、急速に上値を追う展開。時価は2015年7月以来約7年ぶりの高値圏に浮上している。足もとの業績は絶好調で23年2月期第1四半期(22年3~5月)は営業利益が前年同期比2.2倍の7億6600万円と急拡大、通期見通しについても従来予想の10億9800万円から14億円(前期比41%増)に大幅増額している。更に、「ここ最近は猛暑により中古エアコンが払底するほどの売れ行きとなっているもようで、同社の業績を押し上げている」(中堅証券アナリスト)とし、一段の上振れも視野に入る。

■アゼアス <3161>  735円  +37 円 (+5.3%)  本日終値

アゼアス<3161>が大幅高し年初来高値を更新。世界保健機関(WHO)が23日、欧米を中心に感染が拡大している「サル痘」について、最高レベルの警告である「緊急事態」を宣言。国内での感染者は確認されていないものの、国内での感染拡大防止のために防護服のニーズが高まるとの思惑から買われたようだ。

■アジュバン <4929>  979円  +39 円 (+4.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位

アジュバンホールディングス<4929>が反発。前週末22日の取引終了後に発表した第1四半期(3月21日~6月20日)連結決算は、売上高10億3500万円(前年同期比9.1%減)、営業利益2400万円(同80.8%減)と大幅営業減益となったが、上期計画の営業損益1億6100万円の赤字を上回ったことが好感された。主力ヘアケア商品「Reベーシックライン」の7月リニューアルに伴う買い控えがあったほか、巣ごもり需要向けに前期に上市した「INCHLOSS(フェイス&ボディクリーム)」が一服したことで売上高が減少した。また、広告宣伝費や人件費、研究開発費などの増加なども利益を圧迫した。なお、純利益は投資有価証券の譲渡による特別利益を計上したことで1億9800万円(同2.3倍)と大幅増益となった。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高54億500万円(前期比22.1%増)、営業利益2億4800万円(同36.2%減)、純利益3億3100万円(同15.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■アジア航測 <9233>  822円  +32 円 (+4.1%)  本日終値

アジア航測<9233>が反発。24日夜に鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生したことを受けて、火山リスクマネジメントや火山砂防計画をサービス提供している同社が関連銘柄の一角として物色されたようだ。同社のほか、火山監視用サーモグラフィカメラを手掛ける日本アビオニクス<6946>や、火山観測用の速度型強震計を手掛ける東京計器<7721>、火山地帯における構造物の基礎調査から、火山砂防など防災分野の業務を手掛ける川崎地質<4673>も高い。

■クレステック <7812>  1,499円  +41 円 (+2.8%)  本日終値

クレステック<7812>は続伸。22日の取引終了後、集計中の22年6月期連結業績について、売上高が178億3800万円から185億円(前の期比7.3%増)へ、営業利益が10億900万円から11億2000万円(同0.8%増)へ、純利益が5億8800万円から6億5000万円(同43.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。第4四半期において、半導体不足や原材料、原油価格の高騰などに伴うコストの増加が生じたものの、円安の進行で海外子会社の収益が増加し、外貨建て資産の換算による為替差益が発生したことが寄与した。なお、29円としていた期末配当を35円へ引き上げた。年間配当は64円となり、前の期実績に対しては19円の増配となる。

■インタートレード <3747>  583円  +15 円 (+2.6%)  本日終値

インタートレード<3747>が続伸。前週末22日の取引終了後、デジタル資産の清算処理システムに関する特許を取得したと発表しており、これが好感されたようだ。同システムは、取引参加者の取引によるデジタル資産の清算を迅速かつ円滑に処理することを可能にするもの。会社側では、現時点で今期業績への影響はないが、今後影響を及ぼす事象が生じた場合は判明次第速やかに開示するとしている。

●ストップ高銘柄

SKIYAKI <3995>  517円  +80 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

1銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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